家計簿つけても貯まらない人!「ごく当たり前」の原因は

家計簿には2種類あります。それは、「貯まる家計簿」と、「貯まらない家計簿」です。

節約には、収支の把握が欠かせません。そのため、家計簿をつけようと考える人も多いでしょう。オトナサローネ世代なら、1度は家計簿をつけたことがあるのではないでしょうか。

しかし、つけている家計簿が「貯まらない家計簿」なら頑張るだけ損。

今回は、どんな家計簿が貯まらないか、お伝えしようと思います。

 

1・記録するだけの家計簿

家計簿には、月ごとの収入と支出を記録していきます。

 

収入は月に1度、もしくは複数回あっても毎日のようにある場合は少ないでしょう。また、収入は給与に代表されるように、金融機関の口座に振り込まれることが多く、通帳に記入されるのでわからなくなってしまうことはあまりないと言えます。

 

一方、支出のほうは毎日のようにありますが、レシートを受取り忘れたり、なくしてしまったりすることがあれば、あとから思い出せなくなってしまうことも。すると、収支の差引残高が財布の中身と合わなくなり、「他に何か使っていなかったかな…」と悩むことにもなります。

 

ようやく思い出して収支が合えばスッキリするのですが、そこで満足して記録するだけでは、貯まる家計簿にはならないでしょう。

 

家計簿は、収支の記録からムダづかいなどの課題を見つけ出すためのものでもあります。

 

記録するだけでは課題を見つけることもなく、そのため家計を改善することも難しくなります。家計簿をつけるなら、どこかにムダづかいが隠れていないかなど、課題を見つけるツールにしましょう。

 

2・細かすぎる家計簿

家計簿で大切なのは、家計の改善点を見つけることです。

 

そのためには、細かすぎる家計簿は逆効果になってしまうこともあります。1円単位の収支を合わせることにこだわったり、支出の費目分けに悩んだりするのは、時間がかかるわりには家計の改善に直結することでもなく、ストレスばかりが増えてしまうことにもなります。

 

家計簿を始めても挫折する原因になりやすいので、細かすぎる家計簿は避けたいですね。

 

食材を買うスーパーが決まっていれば、レシートを1週間分ためておき、合計金額をその週の食費として計算し、家計簿は週に1回つける、というやり方でも大丈夫です。

 

また、電子マネーを使っている場合は、何の支払をする電子マネーにするか決めておくと便利です。コンビニや駅の売店での買い物には電子マネーを使う、と決めておけば、チャージした金額がそのまま「コンビニ・駅売店費」です。費目分けは、「食費」「日用品費」などにこだわらず、生活スタイルに合わせて柔軟に考えると、家計簿をつけやすくなるでしょう。

 

大切なのは収支のコントロールです。収支を把握することで、課題が見つかるでしょう。

 

「コンビニ・駅売店費」が多すぎると思ったら、何を買っているか内訳を細かく見ていけばいいので、それほどの金額ではないなら始めから細かく記録するのは労力のかけ過ぎです。

 

上手に手抜きをして、お金も時間も有効に使いましょう。

 

3・目的・目標のない家計簿

家計簿は、収支の記録をつけることも大事ですが、振り返りをすることがなければ、せっかくつけた記録が生かされません。

 

月単位、年単位で振り返り、次の月や年の計画を立てることで収支をコントロールしていきましょう。

 

しかし、そもそもの家計簿をつける目的は何でしょうか。ムダづかいを見つけてその分を貯蓄に回したい、1年後にはいくら貯めたいなど、目的や目標がないと家計簿をつけるにも張り合いがないのでは。

 

目的・目標は、いったん決めた後でも変更できます。1年間で100万円貯める!と思っても、家計簿をつけていたら100万円は難しいと思うこともあるでしょう。それならば、1年で80万円の貯蓄に下方修正してもいいのです。

 

肝心なのは、目的・目標を持つこと。目的・目標があればこそ、家計簿の記録から課題が見つかるのではないでしょうか。

家計簿は過去の記録表でもあり、将来の予定表でもあります。

ノートやアプリなど、家計簿の種類は豊富になりました。自分に合う家計簿を見つけて、貯まる家計簿にしてください。

 

 

タケイ啓子

ファイナンシャルプランナー(AFP)。36歳で離婚し、シングルマザーに。大手生命保険会社に就職をしたが、その後、保険の総合代理店に転職。保険の電話相談業務に従事。43歳の時に乳がんを告知される。治療を経て、現在は治療とお金の相談パートナーとして、相談、執筆業務を中心に活動中。FP Cafe登録パートナー

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