ひき始めの風邪を早く治す!ツボ押しとこんにゃく湿布のススメ

心地よい秋を足早に通り抜けて、一気に冬へと駆け込みそうな今年の寒さ。朝晩と昼間の寒暖差、電車内や職場の空調のアンバランスなどで風邪をひいてしまう人も増えてきています。何となくだるい、のどが痛い、鼻もグズグズ、「風邪かな?」 と感じた時についやってしまいがちなその行動が、かえってこじらせてしまうかも……!?

1)NG行動1:あわてて風邪薬を飲む

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仕事が立て込んでいたり、大きなイベントが控えていたり、何かと忙しい時に限って風邪はひきやすいもの。病院へ行くほどでもないな、と思いながら仕事帰りにドラッグストアへ立ち寄り、とりあえずメジャーな風邪薬を買って飲む、という人は多いかもしれません。

けれど、風邪薬というのはそもそも、風邪を治すわけでも消し去るわけでもなく、表立って出てきた症状のつらさを多少やわらげてくれる(かもしれない)ものに過ぎないのです。

「何も飲み込めないほど、のどが腫れている」とか「どうにも頭が痛くて眠れない」という時には、薬の力を借りるのも悪くはありませんが、とりあえず食べることと眠ることができそうなら、体を温める食事・水分・ビタミンCを摂ってゆっくり寝るのが、いちばんシンプルな早道です!

2)NG行動2:「病は気から!」と強がってみる

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たかが風邪ごときに負けちゃいられない、気力で追い払ってやる!とばかりにガッツリ高カロリーの食事をとったり、ボンヤリしがちな頭をシャキッとさせようとコーヒーばかり飲んだり……。

風邪をひく、というのは体の免疫力が落ちて、全体的にエネルギーダウンしているサイン。「がんばれ!」と励ますより、「弱っているんだね」と、自分の体を労わってあげましょう。仕事も、ほかの人に頼めることは頼み、今でなくてもいいものは後回しにして、「今日は、なるべく楽をして、手抜きすることが仕事だ」と考えるくらいでもいいのです。

食事のバランス云々を考えるのもパスして、根菜や豆腐の具だくさん味噌汁におろし生姜を入れてゆっくり食べれば、体の中から温まって、心身ともに楽になってきます。

食材つながりでいえば、こんにゃく湿布もおすすめ。板こんにゃくを、沸騰したお湯で約10分茹でてタオルにくるみ(※火傷しないように気を付けて)、仰向けに寝て、おへその下あたりにある「丹田(たんでん)」に30分ほど乗せておくだけの簡単な方法ですが、これは驚くほど効きます。うっかりそのまま朝まで寝てしまうと、こんにゃくが冷めてしまって逆効果、寝具も湿ってこんにゃく臭くなるので、30分後にアラームをセットしておくことをくれぐれもお忘れなく!

3)NG行動3:全身のマッサージやリラクゼーションを受ける

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風邪のひき始めは体がだるく、同じ仕事をしていても疲れを何倍にも感じやすいので、マッサージや整体、リラクゼーションサロンで全身をほぐしてもらえば楽になるかも……という気もするのですが、これはあまりおすすめしません。体内の循環がよくなることで、かえって熱が上がったり痛みが増したりなど、表立った症状が悪化する可能性が高いからです。

「熱がある時にお風呂に入ってはいけないよ」といわれるのと同じですね。ただそれも、ごく軽い症状であれば、お風呂で体を温めてリラックスして、湯冷めしないうちに寝ることで回復する場合もありますから、「絶対にダメ」とは言えませんが……。

ほどよく間をとって、というわけではありませんが、体調があまり良くない時にリラクゼーションを受けるなら、全身を直接ほぐすボディケアや即効性の高いリフレクソロジーは避けて、首から上、頭や顔のツボをゆっくり押してもらうコースにしましょう。

首の後ろにある「大椎(だいつい)」はのどの痛みや微熱、「天柱(てんちゅう)」は体のだるさやむくみ、後頭部の「風池(ふうち)」は頭痛、そして小鼻の両脇にある「迎香(げいこう)」は鼻づまりに、それぞれよく効くツボです。それ以外にも、頭や顔はさまざまなツボの宝庫なので、押されているうちに体が楽になってぐっすり眠れる、という効果もあります。

 

「風邪かな?」と首をかしげる程度なら対処法はいろいろありますが、これからの時期は、ただの風邪かと思っていたらインフルエンザだった、という可能性もなきにしもあらず。無理せず、過信せず、あやしいなと思ったら早めに病院へ行きましょう!

 

ひき始めの風邪を早く治す!ツボ押しとこんにゃく湿布のススメ 【自分の体ともっと仲良くなる方法 vol.2】

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