【中学受験】塾での劣等感も成長の糧――小学校受験とは異なる「複雑さ」と「本人の意志」

2026.07.31 LIFE

自由な校風の私立を希望しているのに「入る塾を間違えたかな」

 

「さすがというか、大手中学受験塾は小学生のツボを押さえているので、塾自体は楽しいみたいです。しかも3歳から仲良しの3人組で通っているので、『息抜きの買い食い』も含めて毎回わいわい過ごしています。

 

でも、東京の中学受験塾って宿題の量が多すぎませんか? 5年生の夏休みもびっしり宿題があって、『千葉の実家に帰って自然の中でセミ取りでもさせたい』と思う我が家としては、『もう中学校も公立でいいんじゃないか』と思ってしまうこともあります」

 

成績でクラスが決まるシステムにも、不安を感じているそうです。

 

「難関校を目指すお子さんには合理的な仕組みだと思います。でも我が家は、自由な校風の小中高一貫校で、中学からでもマイペースに育ってくれたらいいという思いで私立を目指しています。うちの子のレベルでは入る塾を間違えたかな、と頭を抱えたこともありました。そんな親の思いをよそに、本人は友達と同じ塾がいいと聞きません」

 

C君は魚と虫と動物が大好きで理科が得意なので、特別偏差値が高いわけではないものの、勉強は嫌いではないそう。友人と自習室を利用し、塾の模試で偏差値が50に届くようになりました。

 

「実は3人組のうち1人は、民間療育教室で一緒だったお子さんで、ギフテッドタイプのASD特性があります。その子は、別の塾なら学費免除になるくらい上位クラスの実力です。もう1人も真ん中くらいのクラスですが、算数が得意で、5歳から小学2年生まではイギリスで暮らしていた英語ができる子です。

 

最近では三男も友達の影響で、『にいにの学校もいいけど、あっちの校舎もかっこいいよね』と偏差値の高い伝統校に興味を持ち始めました。そうなると、親の私たちも本気で伴走しなければと気を引き締めています」

 

小学校受験は親が敷いたレールで方向転換しやすかったけれど中学受験は……

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