恋愛に年齢なんて関係ない!いくつになっても現役感のある女性の特徴は……
ズバリ、NYでは恋愛に年齢なんて関係ない! オトコ、オンナ、どっちが上でも20歳の年の差カップルなんてザラにいるし、それに関して外野はやーやー言わずに、自然に受けとめている。そんなの個人の問題だし、精神年齢は実年齢や見た目年齢と違うでしょ? と達観しているのか。っていうより人のことなんてどうだっていい、というのが正直なところなのかも(笑)。
【SINGLE AND THE CITY#4】
自虐や卑下なんてする必要ない!
けれどアクションがないと結果は起きない。自分の年齢も相手の年齢も気にせず好みのタイプにはどんどんアプローチしちゃうもんね~という土壌がないとこういう状況にはならないですよね。
日本でよ~く聞くフレーズが「どうせ私、おばさんだし」「こんなおじさんなんて圏外でしょ?」という自虐の言い訳。逆に「こんなガキじゃ相手にされないですよね?」という卑下もある。今思い返しても、NYでは1度もそんな自虐フレーズは耳にしませんでした。それどころかいくつになっても気持ちは生涯現役!
結婚式でともに踊った南米ラティーノの結婚式は参列者みんなで陽気に踊りまくる!)花嫁の父が今度デートしようと猛烈アピールしてきたり、おじいちゃまだと思っていたご近所さんがボルサリーノを粋にキメ、花束抱えて歩いていたり(誰にあげるの~!)、ご高齢の方々の現役感もハンパない。
年齢なんて関係ない!大事なのは自分が○○な女になれるかどうか
踊れるオトコはモテますよね。当時人気だったキューバンバーでは、推測80歳以上のおじいちゃまダンサーに熱い視線を送るサルサ女子たちが。いくつになってもオトコ、というような堂々とした態度で、それこそ指先ひとつでパートナーをくるくると回す熟練のダンス。身長差15㎝のモデル系長身美女もそのおじいちゃまと踊っているうちに目がハートに…。あれには驚いた!
そう! ここがポイント。自分はオトコだという空気感はもちろん必要ですが、それ以上に重要なのは、それにより「自分が特別なオンナ」になれたと錯覚できるかどうかですよ!
在米日本人のおじさま方もモテててましたよ。NY在住20年以上の大先輩カメラマンは仕事相手でもファミリーネームではなくファーストネームに「さん」づけ。さっとドアを開けてくれるようなレディファーストも板についていて嫌味がない。当時、30代になっていた私を素敵なマドモアゼル扱いしてくれ、恋心こそおこらなかったものの甘い気分になったっけ。誰に対してもジェントルマンなそのおじさま(といっても今の私と変わらない年代であろう)はいくつになってもモテモテでした。
日本人でも小柄、童顔でへたしたら高校生に見えるのでは?という若手カメラマンの場合。彼も自然なレディファーストでかつ、くったくなく誰にでも話しかけるタイプ。NYコレクションでスナップを撮っているときなんて、アナ・ウィンターに毎回笑顔で「Hey Anna!」なんて声をかけているうちにすっかり顔なじみに。
子供からおばあさんまで分け隔てなく「女子」扱いで親切なんで、みんな警戒心がとけ、その気になっちゃんですよ。イベント取材では必ず、電話番号の書いてある紙をプレスやモデルなどの絶世美女から手渡されていましたっけ。あのピュアな少年っぽさがウケたんでしょうね。普通の取材ですら「これ美味しいよね~」「素敵な空間だね~」と目をキラキラさせいちいち感動。こっちまで乙女になった気分になれるんですよね。
いくつになっても男性を魅了する女性の特徴
そして「自分は特別なオトコ」と錯覚させる女性はいくつになってもお姫さま! 私がすっごく尊敬している70代の女性がいるのですが、エイジレスなフェミニンさを持ち合わせているんです。彼女の周りにいる男性は老いも若いもみなメロメロに。彼女を笑顔にするために何とかしたいと、みなナイトのようにかしずくんです…!
もちろん年相応のシワもあります。特別な若づくりもしていません。でも生涯現役で存在そのものが絶世の美女なんですよね~。その方、イギリス暮らしが長くクィーンズイングリッシュ堪能、元コンコルドのスチュワーデスだったというとんでもなく「デキる人」。絶世の美女として世界中のセレブからアプローチされていたことでしょう。今でもそんなお姫さま感が漂います。
ですが彼女のすごいところはその美貌や才能をひけらかすことなく、男性に頼ること。重い荷物を持ってくれる男性に対し「あら、わたくしのために持っていただけるの?」とにっこり。大病を患ったことがあり少食な彼女は「食べてくださる?」と会食で隣り合わせた男性にそっとよそう。その姿が「いらないからあげるわ」でも「食べきれないからどうぞ」でもなく、「困ったわたくしのことを助けてくださる?」という可憐さなんですよ~。
その方と一緒にゴルフに行った時のこと。コンペ主催者のサプライズにより、超イケメン若手プロとラウンドすることに。私なんてそのイケメンぶりにすっかり照れてしまい、コーチと生徒という態度を貫くだけでしたが、彼女の周りはなんとも柔らかな雰囲気に。
「ここはどうすればいいかしら?」と自らプロを頼り、ナイスショットの後には「きゃ ありがと♪」と腕にソフトタッチ。みるみるプロの表情がセンセイではなく姫を守るナイトの表情に。彼女と一緒にいると男性はみな「頼れるナイト」に変身するのです。
いくつになってもオトコで、オンナでいられるかは、相手を「特別なオンナ」「特別なオトコ」になった気分にさせられるかどうかで決まりそうですね。
【間庭典子のSINGLE AND THE CITY】
#1・何歳になってもNY女性はモテる!秘密は「○○を堂々宣言している」から
#2・「ほめる」「〇〇を上げる」人間関係が3倍よくなるニューヨーカーの習慣
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