落ち込みやすい人は自分を「過大評価しすぎ」かも⁉ 人材育成のプロが教える、「自信がない」という悩みの正体

2026.08.20 WORK

落ち込みやすいのは、自分に自信がないから。そう思っていませんか? 実は、その常識を覆す考え方があります。「できなかった」「評価されなかった」と必要以上に落ち込んでしまう人には、ある共通点があるというのです。

本記事では、5,000人以上の成長支援に携わってきた人材育成のプロ・白石慶次氏の著書から、「自信がない」という悩みの意外な正体と、自分を苦しめる思考のクセについて紹介します。

※本記事は書籍『「好かれる人」のこれだけ いつも選ばれる人に変わる非認知能力のトリセツ』(白石慶次:著/すばる舎)から一部抜粋・編集したものです
※イラスト/関 和之(株式会社ウエイド)

 

「自信がない」は勘違い

「なんとなく、漠然と、自信が持てません」
「挑戦したいけど、自信がないんです」
「どうしたら自信が持てるようになりますか?」

これまで20年以上、多くの方の成長支援に関わってきて、何度も聞いた言葉です。特に最後の質問は、「一番多く聞いてきた質問」と言ってもいいくらいです。それだけ多くの方が、「自信がない」という悩みをお持ちです。この質問に対して、私はいつもこのように答えてきました。

「自信は持つものではありませんよ。感じるものです」

自信は“感情”なのです。感情なので、「感じる」ときもあれば、「感じない」ときもあります。つまり、固定化されたものではなく“常に変化し続けるもの”です。

たとえば、家族や親しい友人の前では自信を持って自分の意見を言えるのに、上司や先輩の前では急に自信がなくなってしまう。──こんな経験はありませんか?

これは、自信が「ある・ない」で判断されるものではなく、「感じられるときもあれば、感じられないときもある」という“揺らぐ感情”である証拠です。

 

誰だって自信は常に揺らいでいる

自信は天気のようなものだと考えてください。晴れの日もあれば、雨の日もある。ずっと晴れていることなんてありえません。自信も同じです。感じられる日もあれば、感じられない日もある。それが普通なのです。

多くの人が、「自信がある・ない」と、自信というものをまるで“変えることのできない固定化されたもの”のように捉えています。でも、それは間違いです。

自信が「ある」とか「ない」といった“言葉を使うこと自体”が誤りです。この言葉の使い方が多くの人を苦しめ、「自信がない自分」という“幻想を生み出している元凶”であると私は考えています。

「自分には自信がない」と決めつける必要はありません。今日は自信を感じられなくても、明日には感じられるかもしれません。先週は落ち込んでいても、今週は調子がいいかもしれません。自分を「自信がない人」というカテゴリーに入れてしまうと、そこから抜け出せなくなります。

一方で「今日は自信を感じにくい日だな」と捉えるようにすれば、明日には状況が変わる可能性が開けます。

自信満々に見える人だって、いつも自信を感じているわけではありません。彼らも揺らいでいます。大事なプレゼンの前なら、誰だって不安になっています。批判されれば落ち込みますし、失敗すれば自信を失います。誰だってそうです。

違いは、「揺らいでも、戻ってこられるかどうか」だけ。自信があるように見える人は、揺らいでも回復できます。回復の仕方を知っているからです。それだけの差なのです。

 

▶「自信なさげ」に見える人の特徴

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