長谷川京子「人それぞれ正解が違うからこそ、あの選択は正解だったのか自分の中で何度も考えてしまう」子どもが成長した今ならではの悩みと葛藤

2026.09.05 LIFE

東京の外れにある古びたペンションを舞台に、人と人との出会いやすれ違いを穏やかなまなざしで描くドラマ『ペンション・恋は桃色』のseason4で共演するリリー・フランキーさんと長谷川京子さんにインタビュー。

 

続いては、オトナサローネの読者と同世代で、プライベートでは二人のお子さんを育てる「働く母」でもある長谷川さんに、子育てについて語っていただきました。

 

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子育ては「人それぞれ正解が違う」だからこその悩みも

――長谷川さんは母として、子どもが成長した今だからこそ以前とは違う心配や葛藤もあるそうで…

 

長谷川:子どもって、小さい頃はずっと目の前にいて、自分が守ってあげられる存在じゃないですか。でも、大きくなると社会に出ていく。そうなると、親ができることって本当に限られてくるんですよね。むしろ今のほうが心配なんです。

 

何かあっても、もう四六時中そばにいて守ってあげられるわけじゃない。だから、「あのときの選択は正しかったのかな」と振り返ることもあります。子育てって、人それぞれ正解が違うから、人と答え合わせもできない。だからこそ、自分の中で何度も考えてしまうんです。

リリー:そんな京子ちゃんの横で、僕なんて最近は『トモダチコレクション』に夢中です(笑)。自分以外のキャクターを全員女性にして、僕しか好きにならないハーレムを作っています。

 

何もしない日があってもいいし、立ち止まる日があってもいい

――自分をリセットする方法もさまざま。子育てや仕事など、誰かのために時間を使う場面が増える40代。自分の時間との向き合い方も少しずつ変わりましたか?

 

長谷川:子どもができてからは、自分中心ではいられなくなりました。もちろん大変なこともありますけど、それ以上に、自分一人では見えなかった景色をたくさん見せてもらっています。昔は、自分がどうしたいかばかり考えていましたけど、今は子どもたちがどう感じるかとか、周りがどう思うかとか、自然と考えるようになりました。

 

――お二人のお話を聞いていると、「変わること」よりも「受け入れること」のほうが年齢を重ねる面白さなのかもしれないと感じます。これからの自分自身と、どんなふうに付き合っていきたいですか?

 

長谷川:たぶん、完璧にはなれないんですよね。だからこそ、「今日は頑張れなかったな」と思う日も含めて、自分を認められるようになりたい。何もしない日があってもいいし、立ち止まる日があってもいい。そんなふうに、自分にもう少し優しくなれたらいいなって思います。

 

リリー:そう、無理して「こういう人になろう」と思わなくてもいいんじゃないですか。人って結局、なんににもなれないのがいい。

 

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FODオリジナルドラマ

『ペンション・恋は桃色 season4』

FODにて全5話配信中/season1~3も配信中。

 

少し古びたペンション「恋は桃色」を舞台に、シロウ(リリー・フランキー)、娘のハル(伊藤沙莉)、住み込みアルバイトのヨシオ(斎藤工)と、”訳あり”な宿泊客たちが織りなす日常を描くハートフルコメディ『ペンション・恋は桃色』。何気ない会話の中に笑いと涙、そして人と人との温かなつながりが息づく世界観で、多くのファンに愛されてきた人気シリーズ。season4では、ペンション「恋は桃色」のリフォームをきっかけに、シロウたちは海辺のペンション「UNITY UNITY」で働くことに。慣れない環境で巻き起こる出来事や、新たな宿泊客との出会いを通して、『ペンション・恋は桃色』ならではの、笑って、ほろりと泣ける温かな物語が再び紡がれます。

 

 

リリー・フランキー

1963年11月4日生まれ。福岡県出身。近作は、映画「ルノワール」、ドラマ『クジャクのダンス、誰が見た?』など。現在放送中のドラマ「Tシャツが乾くまで」(TBS系・金曜午後10:00)、笑福亭鶴瓶と共にMCを務めるトーク番組「素っ頓狂な夜」(不定期放送)にも出演。

 

長谷川京子(はせがわ きょうこ)

1978年7月22日生まれ。千葉県出身。雑誌「CanCam」の専属モデルとして活躍後、2000年に俳優デビュー。近年では、ドラマ「ストロボ・エッジ」(WOWOW)などに出演するほか、Podcast番組「長谷川京子のうちにおいでよ」の配信やライフスタイルブランド「ESS BY」のプロデュースなど多方面で活躍している。

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