不登校の娘はずっと家にいて何もしない。バトルにほとほと疲れたけれど、何も言わないで置いてもおけない
私自身も教師だからこそ、「言うに言えない」さまざまな悩みを抱え込んでしまう
昨年私は6年生の担任を持っていたのですが、娘が休み出したのは冬の卒業直前のシーズンでした。授業のほかに卒業式の練習などもあるので休めず、むしろ少しでも早く出勤して準備したいと思う中、思うように家を出られなかったり、学校にいても家の様子が気になって仕方がなかったり、あるいはもう少し仕事をしたいけれど急いで帰宅するという日々でした。あの時期は特に辛かったです。
私がこれまで担任を持ったクラスでも、完全に不登校になるということは実はなくて。ですが、休み始めて30日のいわゆる不登校の状態の子は毎年いました。公立の学校はこの30日でなんとか食い止められるようにあらゆる手を尽くすんです。
正直にいうと、内心恥ずかしい気持ちもあります。教師ですから私は学校は当然行くものだと考えています。自分自身は子どもたちが楽しく通えるようにと日々仕事で頑張っているつもりなのに、まさか自分の子どもが行かないとなると、どうしていいかわからない。職場で「今登校できていない子、どうしようか」とやり取りする時にも、後ろめたさのようなものを感じます。仕事として接する子どもたちと、我が子は、同じような対応ができないのです。
昨年は同僚の先生方には黙っていたのですが、最近は言うようにしています。どうしても様子が気になる日には早退することもあり、言わないわけにいかなくなった部分もあります。
娘は電車とバスで1時間ほどかけて通学しています。休み出した頃、お腹が痛いと言いながら登校していた時期も「無理だったら帰ってきていいよ」と伝えていましたが、保健室に行くということもなかったそうです。無理やり行かせていた頃にもっと早く「休んでいいよ」と応じていたら、回復がもう少し早かったのかなとも思いますが、わかりません。
教師という立場から見ると、先生の考え方にも個人差があることは痛いほどわかっています。正直「家でもっと後押しすべきだ」と思っている先生もいると思います。今年の担任の先生は個人がかなり多くを担ってくださっていて、娘は先生の空き時間に合わせて登校しているんです。例えばクラスが図工の授業をしている時間の空きコマに30分、1時間と見てもらって帰ってくる、というような形です。私も授業をしているので、自分の空き時間がどれだけ貴重かわかります。娘がその時間を全部使ってしまっていることに申し訳なさを感じます。
私の勤務校では、担任一人がすべて担うのではなく、別室登校の子を見る専任の先生がいたり、空いている先生が交代で見たりと、学校全体で関わる体制があります。娘の学校は、担任という窓口ひとつ、しかも先生が空いている時だけという状態なので、学校全体としての体制がまだ私立にはないのかなと思います。もし空いている先生や教室がもっとあれば、娘ももう少し登校できるのではないかと思います。何もなければどちらでもいいのだと思いますが、何かあった時に対応してくれるかどうかという意味では、今は公立の方がいいのかもしれないという気はします。
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