貯金の上手な県は○○だった!貯蓄ができる都道府県ランキング

県民性、という言葉があるように、都道府県ごとに異なる個性があります。性格や行動パターン、考え方などの傾向は、その地域であれば当たり前のことが、別の場所ではそうではない、ということも。

ソニー生命保険が発表した、「47 都道府県別 生活意識調査2018-19 年版(マネー・旅行編)」には、マネータイプの県民性があらわれているようです。同調査は、2018年11月全国の20~59歳の男女に対しインターネットリサーチで実施しました。

 

では、それぞれのマネータイプを見てみましょう。

 

貯蓄上手1位は……秋田県・富山県

「自分は貯蓄上手だと思う」と回答した人は、全国平均では22.8%ですが、1位の秋田県と富山県は32.0%でした。

 

自分は貯蓄上手だと思う

1位  秋田県 32.0%

1位  富山県    32.0%

3位  佐賀県 31.0%

 

1位の秋田には、「着倒れ、食い倒れ」という言葉があります。着倒れと言えば京都、食い倒れと言えば大阪ですが、秋田には両方をあわせ持っているようです。秋田は江戸時代から米の収穫量などが多く、海運業が栄えたため、京都・大阪の文化が秋田に伝わったと言われています。

 

そんな秋田県民は「金持ちけんかせず」で、お金に関しておおらかですが、東北らしい真面目さで、しっかり貯蓄をしているものと思われます。

 

もうひとつの1位、富山県は持ち家率も全国トップクラス。昔から冷害などの自然災害が多く、もしもの時に備えて家と土地を財産として持っておく意識があるようで、20代で家を建てる人も珍しくありません。

 

マイホーム資金だけでなく、万一の備えの貯蓄もガッチリ貯めていそうですね。

 

3位の佐賀県は、江戸時代に書かれた「葉隠(はがくれ)」という書物が有名。「武士道と云ふは死ぬことと見つけたり」という一文を聞いたことがある人も多いのでは。

 

地道な努力を美徳とし、倹約につとめるお土地柄。貯蓄を着々と増やしていそうです。

 

毎月コツコツ貯蓄1位は……福井県

「毎月決めた額を貯蓄している」と回答した人は、全国平均では22.8%ですが、1位の秋福井県は34.0%でした。

 

毎月決めた額を貯蓄している

1位 福井県 34.0%

2位 福島県 30.0%

3位 山梨県 29.0%

3位 香川県 29.0%

3位 佐賀県 29.0%

 

1位の福井県は、越前商人のお土地柄。商売上手で要領がいいと言われています。商才に長けている人が多く、帝国データバンクによれば、人口10万人あたりの社長輩出数が34年連続トップ(2016年調べ )。計画的に目標を達成する姿が思い浮かびます。

 

2位の福島県には、郷土愛の深い人が多いようです。「会津」、「浜通り」、「中通り」の3つの地域があり、それぞれ風土が異なりますが、共通しているのは派手なことよりも、堅実でコツコツ努力することを好み、地元や家族を大切にしているところ。毎月決めた額を貯蓄するのは当たり前のことかもしれません。

 

3位は山梨県、香川県、佐賀県の3県が同率です。

山梨県人をあらわす言葉に、「メチャカモン」があります。これは、お金に細かく負けず嫌いで粘り強い、という意味ですが、もともと山間部で農耕地が限られていたため、コツコツ努力をする気質が育まれたのかもしれません。

 

香川県には、「へらこい」という言葉があります。ずるいとか、抜け目がないなどという意味に使われることが多いのですが、同時に賢いというニュアンスも含まれるようです。そんな香川県人もしている貯蓄方法なら、ぜひ取り入れてみたいですね。

 

佐賀県は、「自分は貯蓄上手だと思う」でも3位でした。毎月コツコツ貯蓄を続け、貯蓄上手だと自分でも思う。これは大事なことだと思います。

 

 

貯蓄額1位は……東京都

では、実際の貯蓄額はどのくらいなのでしょうか。

現在の貯蓄額を聞いたところ、全国平均は365.9万円でしたが、1位の東京都は639.1万円でした。

 

現在の貯蓄額

1位 東京都 639.1万円

2位 三重県 533.4万円

3位 大阪府 532.7万円

 

1位の東京都は、2位の三重県に100万円以上の差をつけて堂々の1位です。東京都は物価が高いこともありますが、地方出身者が多く近所づきあいが希薄なため、いざという時に頼りになるのは「人よりもお金」と思っているのかもしれません。

 

そのために貯蓄額が多いとしたら、ちょっと寂しいですね。

 

2位の三重県には伊勢神宮があり、昔から全国各地のお伊勢参りの人が集まる土地柄です。貪欲に働かなくても商売が成り立ってきたからか、のんびりした人が多いように感じます。

 

物や食にそれほど強いこだわりがなければ支出も抑えられ、貯蓄を増やしていかれるのでしょう。

 

3位の大阪府は、言わずと知れた商業都市。天下の台所とも言われ、物流と商業の中心地です。大阪府の人たちは、単に安いだけでは満足せず、コストパフォーマンスを重視します。「食い倒れ」で有名ですが、高くておいしいのは当たり前、安くておいしくなければ納得しないのではないでしょうか。

 

そんなコスパ意識で日々暮らすと、自然とお金が貯まっていくのかもしれません。

 

 

今回は、貯蓄ができる都道府県ランキングをお伝えしました。

県民性は歴史や気候風土によって、長い年月をかけて培われたものです。どのような特徴もコインの裏表のように、良くあらわれる場合もあれば、悪く出る場合もあるでしょう。どんな人も個性を活かしながら、無理のない貯蓄をして欲しいと思います。

 

 

タケイ啓子

ファイナンシャルプランナー(AFP)。36歳で離婚し、シングルマザーに。大手生命保険会社に就職をしたが、その後、保険の総合代理店に転職。保険の電話相談業務に従事。43歳の時に乳がんを告知される。治療を経て、現在は治療とお金の相談パートナーとして、相談、執筆業務を中心に活動中。FP Cafe登録FPパートナー

 

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