「一緒にいて楽しくない。尊敬もできない」65歳妻が、それでも離婚しなかった理由
相手のことを考えない、想像しない夫
モラハラをする人は、自分の考えや要求が、ほかの人より優先されて当然だと思っていることがあります。そのため、相手にも都合や事情があるということに思いが至りません。宅配便が遅れれば、「何か事情があったのかもしれない」ではなく、「自分を待たせた」と怒る。
妻が意見を言えば、「妻には妻の考えがある」ではなく、「俺に逆らった」と怒る。社員が提案をすれば、「別の考え方もある」ではなく、「社長に意見した」と怒る。場面は違っても、根底にあるのは、「自分の思いどおりになって当然」という考え方です。
見栄を張るために、無理をしてでも散財する夫
夫は、とても見栄っ張りでもありました。会社を経営しているといっても、決して大きな利益が出ているわけではありません。それなのに、人前では羽振りよく見せたがります。
欲しいものがあれば買う。
人との付き合いにもお金を使う。
気になる店があれば出かける。
そして支払日が近づき、お金が回らなくなると、結局Fさんが自分の預金から一時的にお金を出すことになるのです。Fさんがいなければ会社は回らない。それなのに、夫はFさんを大切にするどころか、罵声や文句ばかりを浴びせます。
夫が自慢するのは、肩書のある人と知り合いだということ。そして、お金を使って自分を大きく見せようとする傾向が強くありました。こうした言動の背景には、自分の価値を「誰とつながっているか」「どれだけお金を使えるか」で示そうとする心理があります。だからこそ、実際の自分以上によく見られることにこだわり、見栄を張るためなら、無理をしてでもお金を使ってしまうのです。
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この記事は
モラハラカウンセラー
麻野祐香
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