腰痛を「座るだけ」で治す坐骨矯正テクの正体【理学療法士が解説】

慢性腰痛の原因は人によって千差万別、その対策も様々です。

 

私もかつてIT関係の仕事をしていて、慢性的な腰痛に悩まされていました。

 

それから自分の腰にピッタリあったマットレスを独自に開発し、今では腰痛に苦しむ人を一人でも多く救うために腰痛専門の研究機関を設立。腰痛に関わるあらゆる専門家に話をうかがい、さまざまな角度から原因と対策を研究しています。

 

今回ご紹介するのは、理学療法士が教える、腰が痛くならない椅子の座り方。

 

デスクワークなどで長時間、椅子に座っている人は必見です!

普段の姿勢が悪い人はいくらマッサージしてもダメ

皆さんは1日で、どのくらいの時間、椅子に座っていますか?

 

デスクワークをしている方だと、6〜7時間くらいは座っているかもしれませんね。

 

すでにご存知の方も多いと思いますが、椅子に座っている間はずっと上半身の重さが腰の負担になっています。

 

特に負担が大きいのは、座る姿勢が悪い場合。

 

例えば猫背になってしまっている場合や、背もたれに寄りかかってお尻が椅子からずり落ちそうになっている場合などは、腰に負荷が集中してしまって痛みの原因になってしまいます。

 

普段から悪い姿勢で椅子に座っていると、腰痛が慢性化しやすくなります。

 

たとえマッサージなどで一時的に痛みが和らいだとしても、また悪い姿勢で腰に負荷がかかるため、痛みを繰り返してしまうのです。

 

ポイントは「坐骨で立つ」! 正しい椅子の座り方とは?

 

では、椅子に座るときの正しい姿勢とは、どのようなものなのでしょうか?

 

理学療法士の塩多先生によると、「坐骨で立つ」ことがポイントとのこと。

 

まずは以下の動画をご覧ください。姿勢がいいときと悪いときの違いが、ビックリするほどはっきりわかります。

 

動画の内容について、テキストでも簡単に解説しておきましょう。

 

1)正しい姿勢なら、押されても倒れない

まずは自分の姿勢が正しいかどうかをチェック!

椅子に浅く腰掛けて、誰かに胸のあたりをグッと押してもらいましょう。

押されて後ろに倒れてしまうのは、正しく座れていない証拠です。

 

2)坐骨を意識する

姿勢を修正するには、まず坐骨を意識することです。

坐骨とは、お尻の下の部分をグッと押したところにある骨です。

正座をしてみると、かかとが坐骨に当たるのでよくわかります。

(坐骨の探し方は動画の7分から)

 

3)坐骨で立つ

坐骨の位置がわかったら、坐骨を椅子の座面に押し付けるように腰掛けます。

誰かに両肩を上から下に押さえてもらったときに、坐骨に重さが乗っていることが感じられればOKです。

 

4)坐骨がわかりにくい場合は、丸めたタオルなどを使って補助

いまいち坐骨がわからないという方は、棒状に丸めたタオルを椅子の上において、その上に座ってみてください。タオルと坐骨が当たっているかどうかが、わかりやすくなります。

 

5)坐骨にハマっているかどうかチェック

再び胸のあたりをグッと押してもらってください。

正しく座れているなら、後ろに倒れないで姿勢をキープできるはずです。

もう一つ、両肩を上から下に押してもらうことでもチェックできます。

姿勢が悪いと体がくの字に曲がってしまいます。

 

正しい姿勢は、無理がなく疲れない

動画でも述べられている通り、「坐骨で立つ」正しい姿勢で座っていると、体に無理な力が入らず、疲れることもありません。

 

姿勢を正そうとすると、背筋を伸ばそうとしたりして、上半身に力が入ってしまうことがあります。「いい姿勢をキープするのがつらい……」となってしまうのは、実は正しく座ることができていないからです。

 

正しく座れば、両方の足と坐骨にポンと体重が乗っている状態になり、自然と背筋もまっすぐになります。

背筋を伸ばすための余計な力みも必要ありません。

ぜひ、自宅や職場で試してみてください。

 

同じように、正しい立ち姿勢の作り方もあります。

こちらは書籍『あなたの腰痛が治らないのは治し方を間違えているから』(アスコム)の読者特典ページにて動画も公開しています。

実は立ち姿勢についても、変に胸を張ったり、背中を反らせたりして、かえって腰に悪い姿勢になっている人もたくさんいます。

気になる方はこちらもチェックしてみてください。

日本腰痛研究開発機構著  2018年12月23日発売  アスコム刊

 

 

 

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