流行ってるけど何に効くの?【筋膜リリース】の嬉しい効果5つ

こんにちは。筋膜リリースヨガインストラクターの高木沙織です。

みなさんは、筋膜リリースをすることでどのような効果を得られると思いますか? 「体の凝りがよくなりそう」「疲れが軽減されそう」、などが頭に浮かぶのでは?

ちなみにそのどちらも正解。ですが、ほかにも筋膜リリースをすることでもたらされる“嬉しいこと”がまだまだあるのです。

それを知ったら、きっとみなさんも筋膜リリースをしたくなりますよ。

 

1.深いリラックス感

 

じっくりと時間をかけて筋膜および筋肉を緩めてあげると、体の力みや緊張がほぐれてきます。それは、フーッと大きく脱力するときのような感覚にも似ているかもしれません。

呼吸器筋である肋間の筋肉や横隔膜も緩み、呼吸が楽におこなえるようになることも手伝って深いリラックス感を味わえるでしょう。

 

2.歪みの調整

日々の姿勢・行動のくせなどにより体には歪みが生じます。この歪みによって、筋膜を構成する膠原繊維(コラーゲン繊維)には癒着が起こり、筋膜の短縮となって可動性に制限を加えるようになるのです。また、そこからさらなる不調を引き起こすことにもつながりかねません。

この膠原繊維を引き伸ばす筋膜リリースは、歪みの調整に役立つと言えるでしょう。

 

3.免疫力・代謝アップ

皮下組織にある浅筋膜(せんきんまく)。ここには、毛細リンパ管や末梢血管が走っています。そのため、この浅筋膜の動きが悪くなっているとリンパ系の流れが悪くなる原因のひとつに。

筋膜リリースではこの浅筋膜も伸張されるので、リンパの流れをよくし、それにともなう免疫力や代謝アップにも期待できます。

 

4.内臓器の不調にアプローチ

 

ヨガやストレッチを用いて筋膜リリースをするとき、腹部を伸ばす姿勢を取ることがあります。このとき、内臓器をまとっている体の前面の筋膜のラインも刺激されるため、不調へのアプローチとしての働きかけにもなってくれます。

 

5.感情の放出

 

ネガティブな感情が溜まってしまうことってありますよね。そんなとき、目線を上げて胸をグーッと広げてあげると、不思議と気持ちが前向きになったりするものです。

実はこれ、ネガティブ・マイナスな感情を放出し情動との関連を持つ体の前面・フロントラインの筋膜がリリースされたからだとも考えられています。

胸が開くと呼吸が深くおこなえるようになり、副交感神経を優位にして心身を落ち着けることもできるので、落ち込んでしまったときなどに試してみるとよいでしょう。

 

「リリース」には、「解放」という意味があります。筋膜リリースはまさに、心と体の解放に役立つということがお分かりいただけたのではないでしょうか。

 

次回は、筋膜リリースをおこなうタイミングについてお話ししていきましょう。

 

先週お届けした「“筋膜リリース”の基本 道具は必要?痛いってホント?」では、筋膜とは? どうやったら筋膜リリースができる? という 筋膜リリースの基本の部分をお伝えしているので、あわせて読んでみてくださいね。

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