【40代独女の実体験】天国のようにモテた場所は○○でした
都内で働くアラフォー女性が出会いを求めるなら、どこへ行けばいいのか?
そう思うのは、40代ともなればこれまでに有名なバーやクラブ、合コンなど東京という地であらゆる出会いの場へ足を運んだからだ。
そんな東京の出会いの場を制した40代独女が向かう先は、○○にあるとオトナサローネのライター・スナイパー小林さんが発見。
そこは天国のようにモテたのだとか……。
「こんな美女がいるなんて!」と声をかけられた場所
東京からそう遠くない地方へ取材に出かけて、約2週間のホテル生活をしておりました。地方の楽しみといえば食。ひとりで宿泊していたので夜は駅前の繁華街へひとりででかけることに。そこでアラフォーの私が体験したのは出会いの連打と、そして10歳くらい若返ったんじゃねえかと勘違いするほどのモテぶりだったのです。
東京では日々、一人(独り)飲み上等。不規則な仕事をしていますし、誰かと時間を合わせて待っているよりも独りで飲んだほうが手っ取り早い。そこで新しいコミュニティーも確立されて、行きつけの店もだいぶ増えました。でも慣れ親しみすぎてだんだん新鮮味も薄れてきていたわけです。酒場は格好の出会いの場なのに。
そんな調子の私ですから、日本国内であれば平気で飲み屋へ突入。地方出身者として事前に伝えておきますが、地方で女性が独り飲みをしている姿は稀有です。一店舗のスペースも広く、都内の飲み屋のような密着度も少ないので独りで飲むのは勇気がいるのだと思います。それに地方は車社会ですから、市街地まで出かける文化が減ってきているのは確か。
そして今回の地方取材先で選んだのは、キャッシュオンの立ち飲み屋でした。
店内に足を踏み入れるとまあ、男性客だらけ。スーツ姿のサラリーマンから年金で飲みに来ているだろう爺さんまで、年代はバラバラです。なんだか普通の立ち飲み屋がいきなり高校のサッカー部に感じる錯覚。好みのタイプは置いておくとしてプチハーレムと呼んでもいいのかもしれません。
「ビールくださーい」
いつも通り飲み始めると、ひとりのおじさまが
「こんな美女がいるなんて!」
と声をかけてきたのです。え、美女って……。そしてその一声でカウンターにいた7人くらいの男性客がこちらに注目、端を発したかのように
「……お一人なんですか?」
と酔っ払いながら話しかけてきたのです。
酔っ払いながら話しかけてきたカレらは……続きはこちら
出会える地方の第二ラウンドの場はTHE BARではなくココ
世界各国、どこで飲もうとたった一軒で帰宅するのは酒飲みのプライドにかけて許されず。一軒目の居酒屋をひとりで出てサッカー部のマネジャー気分を味わった。私が目指すのは二軒目の飲み屋。空腹は満たされたし、もう少し飲めればいいやと繁華街をフラフラしているとカウンター席のみの路面店を発見。店内の明るい様子がひと目で分かる。どうやら店主は女性のようだ。
思い切って入ってみることにした。
10席もない店内には5名の客。全員男性、そして若い。アルコールも平均単価が1000円前後と良心的ではないか。店主の女性はひとりで入ってきた私にも
「お一人なんですか? どうぞどうぞ、ショウスケくんそこ席空けてあげて!」
と、常連客を移動させて私を座らせてくれた。なんだろうこの安堵感。私より絶対若いはずなのにもうママと呼びたくなるのはカウンターマジックと呼ぶべきか否か。「すみません、失礼します」と座った私にも積極的に話しかけてくれて、あっという間に店内は放課後のホームルームと化した。先生は店主、生徒は常連客、そして私は少女マンガの定番キャラクター、転校生。地方飲み、第二ラウンドの幕が開いた。
>>ザ・BARではなく、カジュアルなBARを選んだ理由とは? 詳しくはこちら
私たちは東京マジックが使える魔法使いと化す
都内だろうと地方だろうと、飲んで出会ったらまず会話。最初に飲んだ店で気づいたことがある。それが
「東京から仕事で来たんです」
この一声に対して非常に男性が盛り上がってくれるということ。実は私も地元で就職経験があり、片田舎で働いていた。出版の仕事に憧れもあったせいか「東京から来た」というシチュエーションだけで、羨望の眼差し。飲んでいて都会人に遭遇することなんて稀なことだったけれど、会ったらよく質問攻めにしたことを思い出す。
職種なんてどうでも良くて、とにかく都会でバカ高い家賃を払って自活しているというだけでもうOKらしい。
男「出張まで来てバリバリ働いてすごいですよね」
私「ははは、そんなことないですよ」
男「僕もたまーに東京へ行くことがあるんですよ」
私「あ、どちらに? あ、錦糸町。あそこいいラーメン屋があるんですよね」
と、会話の突破口が開ける。よく地元へ帰ると私も友人や親戚から「東京だもんねえ」と、仕事をしていることも遊んでいることも、独身でいることも理由を一括りにされてしまうことがある。これを”東京マジック”と呼んでいる。
昔は「そんなことはないんだ、地方でも都会でも変わらずに働くことは大変でリスクはどちらにでもある」と力説していた。でも最近じゃそんなことも言わなくなったのだけど、まさか地方の飲み屋でそのマジックが適用されるとは思いもよらず。頑張っていて良かった、大都会で(泣)。
>>東京マジックから始まった会話、次は○○の頻度について話す 詳しくはこちら
温かいお節介親父たちが、縁を運んできてくれる
私は地方取材中、一軒の大衆居酒屋に入った。地方にしては珍しく夕方から飲ませてくれる気合いの入った店だ。
「あ、ビールいいですか?」
名誉のために伝えておくが、この日は早朝からの取材を終えて飲みに来た。けしてサボっているわけではない。
大衆居酒屋ではカウンターに座った。店員と話すことができるのでまずはカウンター席をいつも狙う。夕方の店内にはすでに出来上がった親父たちが野球と競馬の話をしながら飲んでいる。きっとこの人たちも朝から労働してきたんだろうなと予想。いくつかメニューを注文すると一人分にして出してくれる。これもポイントが高い。
女一人で飲む時に居酒屋を勧めたいのは、基本的にメニューが和食なのでヘルシーだから。ずっと洋風の店でパスタだ、ステーキだと食べていられるほど我々の胃袋は辛抱強くない。入店するときに「ひとりですけどメニューも一人前でできますか?」と聞けば、今日日、大抵の店はOK。NGなのは強度の頑固親父店くらいだ。
「おひとりですか?」
料理を作りながら店員が聞いてくる。キタキタ、この一言こそお楽しみの幕開けである。
「ひとりなんですよ。東京から仕事で来てまして」
「ほお、東京から? 女ひとりで飲んでるからさ、さっきからどんな人かと思ったらやっぱりね。そんな仕事ばっかしてちゃ、彼氏も寂しがるでしょう」
「いえいえ、心配してくれるひとなんていなくて……」
「じゃあさ、小林さんのタイプだっていう首の太い男? いるからよ、今から……」
>>お節介親父がタイプを聞いて、その後ご縁を運んでくれる⁉ 詳しくはこちら
モテる地方飲みを制する4ヵ条
①とりあえず今度の週末は地方へ一人で飲みに出かけてみようか
まずはここにすべてが集結するのだけれど、行かなきゃ何も始まらない。では何故、いい年をした女が東京ではありえないモテ方をできるのか? 理由を並べてみよう。
・地方で女性が一人で飲んでいる光景は珍しいから声をかけたくなる。
・独身でちょっと小綺麗にしていればなんとなくアラがごまかせる、初っ端から年齢非公開でOK。東京はごまかし女だらけなのでなかなか融通が利かず、年齢はバレてしまう。
・「東京から来た!」というだけでステイタスを男性群が感じてくれる。これを東京マジックと呼ぶ。
・田舎は結婚が早いの法則は間違いないのだけれど、全員がそんなわけではなく純度と鮮度が高い男性も残っているうえに人口が少なく、噂が広まりやすい田舎なだけに出会いに乏しい。彼らも私たちと同じように出会いを求めている。
・人のいいおせっかいオジ様が多い。飲みに行った先に若手がいなくてもちょっと相談すれば呼び出しをかけてくれるので心配なし。
と、これだけ好条件のそろった酒場なのである。「女性参加費無料です!」みたいなお見合いパーティーに色めき立っているのはもうナンセンス。ちょっと交通費とビジネスホテル代金を支払えば、その先にはサンクチュアリが待っている。
都会の飲み屋街は金曜日は華やぐ。バブル期から脈々と続く「花金」という言葉があるけれどまさにそれ。明日から休みだという会社員たちが会社帰りに一杯、ということで飲み屋の席はフルーツバスケットかのように争奪戦を開催。終電なんて気にせず、朝まで盛り上がるのだ。
終電。これを気にする風潮が田舎にはない。
田舎の通勤はほとんどが車通勤。一度帰宅してまた飲みに行くという一連の動作は割と男性にとってはめんどくさいもの。なんだか面白いテレビ番組が始まったらもう出かける気も失せるだろう。これは現場にいて気づいたのだけど金曜の地方の飲み屋街は寂しい。飲み客数よりも呼び込みの店員数のほうが通りに多いという現象さえ起きている。みんな金曜は宅飲みというわけで。
そうなると土曜、市街地へ出かけて飲むという行為はスペシャル感が増す。鳴りを潜めていた”漢”が頭角を表す。そこに現れた都会の女とくれば、もう素敵な出会いの場と呼んでふさわしい。
>>続く残りの2ヵ条は? 続きはこちら
いかがでしたか?
興味がわいた方は是非地方へ一人のみに行ってみてくださいね!
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