岩井志麻子「なぜ人は太るのか? 女の貪欲と食欲について」
仕事でいろんな風俗嬢やAV女優に会う。風俗も年収が一千万超えの売れっ子から、一回のプレイが千円単位の激安嬢まで。
AVもアイドルタレントと同じ扱いの美人女優から、とんでもないキワモノ企画モノでひどい扱いを受けるほぼ素人の熟女まで。
買い叩かれる容姿の特徴
もちろん、両者の違いは明確に年齢と容姿なんだけど。抜きん出た美貌があれば熟女でも売れっ子側になるし、二十歳そこそこでも容姿がアレだと買い叩かれる。
その容姿の特徴として、目鼻立ちよりも顕著なのが体型ね。激安店の嬢、企画モノの名も無き女優はかなりの割合で肥満体であり、歯が抜けたのをそのままにしている。これについて激安店の店長が、このように解説してくれた。
すぐに満たせる欲望とは
「一番手っ取り早く満たせる欲望って、食欲でしょ。コンビニやハンバーガー店に行けば、かなりの量を安く買えてお腹を満たせる。そんな食べ物はみな肥りやすい」
「肥れば高い店に雇ってもらえない。いろんな欲求不満がたまる。手っ取り早く満たせる欲望、食欲に走る。肥る。そのループにおちいるんです。虫歯になって歯が抜けても、歯医者に行く金が惜しい。それに歯医者は痛いし、ダイエットは苦しい」
目先の欲望に負ける
「目先の欲望に負ける人は、我慢や頑張りができなくなるんです。一応は接客業なのに人からどう見られるか気にしない、女なのにきれいといわれたいって気持ちがなくなってるってのは、なかなか危機的な状況なんですが。」
「痩せたらもっと指名が取れて金もらえるぞって説教されてる最中に、ピザやケーキをホール食いしちゃう」
きちんと節制して美容に気を遣っている売れっ子達は、第一の欲望が高収入や承認、人気、知名度、露出、といった食欲より一段上のものなのね。
「おいしいものを食べたい」という感覚
しかし、ふと思い出すのがある外国の山岳地帯の人々について書かれた記事だ。
彼らは一年中、朝から晩までまったく同じ雑炊だけを食べている。だから彼らにはおいしい、まずいという感覚も言葉もない。
おなかすいた、おなかいっぱい、というのがあるだけ。
異国の食文化を下に見るような失礼な真似はしないけど、違う方向から前述の彼女らを思い出した。
彼女らはおいしいものを食べたいのじゃなく、おなかいっぱいになりたいだけ。
おいしいものを食べたいと切り替えたとき、ダイエットも始められるんだけどね。
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