糖質制限ダイエットで今度こそやせる!6つのポイント
あれこれ意見が分かれていますが、糖質制限ダイエットは人気が高いですよね。実行しやすいというのは大きなメリット。でも、失敗しないために知っておくことがあるって知っていましたか?
【人生最後(かもしれない)ダイエット戦記】Vol.12、始まります。
前回までのあらすじ:「ピンときたダイエット方法はあれこれ迷わず即試す」アラフィフ藤井。 10/3の第1回では63.8㎏をマーク。第11回(61.0キロ)では、(体重的には)危険なシーズンをクリアする方法を提案。 今回は期間限定で実行した糖質制限ダイエットでの報告です。医師からの意見のおまけもあります。
実は過去に糖質制限ダイエットをやっていた
みなさま、年末ですね。年賀状の準備はお済みでしょうか。今はパソコンで作ることもできて簡単ですよね…と思いっきり時候のあいさつでダイエットをうやむやにしようと試みましたが、やはり良心が許してくれません。
過去の大酒飲み時代をカミングアウトしましたが、この時期に多くの方が今も実行しているであろう糖質制限ダイエットをやっているのです。その頃は甘いものが好きではなかったですし、「酒と糖類なら酒や!」という具合でしたから、苦労はありませんでした。
しかし、体重に変動はありませんでした。
こう見えても真面目にやっていたんですよ。野菜を中心に食事メニューを作り、主食は玄米を少し、たんぱく質は植物性か乳製品だけを少し摂る…と厳しめに頑張っていました。その時期はアルコールも控えていたのです。
ね?真面目でしょう?
しかし1年続けても体重は変わらずでした。むしろイライラしやすかったり、考えがまとまりにくかったり、体調を崩すと回復しにくかったり、肌がボロボロになっていったり、と明らかに失敗しています。具合が悪いからやせる、では意味がないのです。
失敗原因は次の通りでしょう。
・たんぱく質の摂取量が圧倒的に足りてない
・運動量が不足していた
・食事に対してのルールが厳しすぎる
・糖類を制限しすぎた
この4つです。もう反省点が多過ぎ!これをやった当時、私はまだ30代前半で若さと体力があったからよかったんですが、アラフィフの今やっていたら確実に身体を壊していましたよ!
格言:ダイエットは命を削ってまでやるものではありません。
アラフィフだからゆるくする
30代でやってみた糖質制限ダイエットの失敗点4つを踏まえて、再チャレンジすることにしました。
守るルールは
・たんぱく質をきちんと摂取する
・運動量を増やす
・ダイエット休憩日を設ける
・糖類を制限し過ぎない
という5つです。あれ、タイトルには6つと書いてあるよ?と気づいた察しのいい方、答えはラストに!
付け加えておくと、今回の再チャレンジでは主食に玄米を選んでいません。味や食感は好きなのですが、私の体質には合っていないようだからです。消化機能が弱い体質にはどうも玄米は向かないみたい。おいしいんだけどね、玄米。
あくまでも実験なので、1週間限定という形で実行します。今回こそ健康的にやせられるかもしれません。トライ・アンド・エラーがこのダイエット企画の基本です。失敗(やせない)という結果であっても、どうやっていけばいいのかがわかって来ればいいのです。
ダイエットのためのデータ採集としてこの企画はある、とお考えいただくことをおすすめします。…あれ?失敗続きで、自分が悟りの境地に行きかけているような…。いや、これではいかん。オトナサローネは女の欲望を肯定することが基本なので、仕切り直しましょう。
年末の太りやすい時期でやせたら、女をあげられるぞ!
このくらい女としての気概がないとダメですね。
かくして糖質制限ダイエットへの道を進んでいくのでした。
ダイエットとは地味の積み重ねだった
5つのルールを基本に置いての糖質制限ダイエットは苦痛ではありません。ただし、結構面倒です!自宅で仕事をしている私は3度の食事が自炊になることが多いのですが、忙しくなればコンビニに頼る形になります。
すると選べる範囲がものすごく狭くなるのです。このダイエットをする場合、簡単に食べられるおむすびやパンは避けたほうが賢明となります。お弁当も避けたほうがいい。っていうか、コンビニのお弁当って、ごはんの分量が多すぎやしませんか?
結果的にひじきなどのお惣菜を自分で作り、簡単に調理できるたんぱく質源となる卵を常備して続けていくようにします。
…煤けてるよなあ…。
糖質制限ダイエットだと食生活が地味になると覚悟はしていましたが、食卓が滅茶苦茶地味です。キラキラ感ゼロ。ひじきの煮ものとかきのこと鶏の柚子胡椒風味煮とか切り干し大根がおかずですから、なんといいましょうか、お地味すぎます。
卵焼きの黄色やキャベツのお浸しの緑がときおり色合いを美しくさせますが、全体的に茶色が多く、「ダイエットって地味な食生活を継続するものだ」と実感せずにいられません。
なお運動はウォーキングと筋トレです。こちらもエミネムスタイルなので、柄は悪い、色気はない、色彩が暗い、の三重苦。ストレスは消えるいい方法なのですが、鏡で自分を観ると「女としてどうなのか」と問いかけずにいられません。
でも。
でも!
たった1週間の我慢だから!
糖質制限ダイエットの前にキラキラした自分なんてもんはないんですけど。毎日、地味に暮らしているわけで、いつもと変わらない自分でしかなく、体重にも変動はなかったのです。
主治医A先生に聞いたところ…
「っていうことになりまして…」
糖質制限ダイエットでの経緯を説明し、おなじみの主治医A先生に今回の失敗原因を尋ねに行ってきました。人体の専門家に理由を聞くのが一番です。
するとA先生は『真田丸』のラスボス・徳川家康に嫌味しか書いてない絞め殺せるレベルに長い書状(直江状)を送ったときの直江兼続みたいな顔をしました。
「申し上げてよろしいでしょうか?」
「はい」
「そもそも糖質制限ダイエットとは、やせなきゃ死ぬレベルの方のために組まれているプログラムです」
「へ?」
「藤井さんの身長だったら3桁の体重の方です」
「さ、さんけた…」
「ええ、マトモに動けないレベルといいましょうか、過体重で身体に支障をきたす危険がある人向けです」
「はぁ」
「そういう肥満であっても、長期間は行うべきではないダイエット方法が糖質制限ダイエットです」
「1週間頑張ったんですが」
「体重が落ちたとしても、それは単純に身体の水分が減っただけです。肝心な体脂肪は落ちていません」
「ウッ…」
「1週間でストップさせて正解です。実用性で考えていくと、ここ数日は食べ過ぎたかなーってときの調整にはいいです。しかし余計な体脂肪を落としていくことが目標なら、無駄な努力ですね」
「ムダ…」
「無駄です」
「ムダですか」
「無駄です」
「では…」
「運動してください。中性脂肪の数値を下げるために」
A先生は血液検査結果の数値を指先でトントンと示しつつ、ニコリと笑いました。体重よりも、血液は正直者なのです。
私は寒風吹きすさぶ中、心の中で絶叫していました。
「どーすればやせられるのーーーーー!」
と…。
自宅までの道のりで足が重かったです。
最後に。糖質制限ダイエットで守る6つめのポイントは
「食べ過ぎたときの一時的な調整と考える」
です。
楽に成功するダイエットはないのかもしれません。
今回の体重:61.0キロ(スタートから-2.8㎏)
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