体内のサビを落としてやせる体をつくる、4つの「プチ大掃除」

リラクゼーションサロンのお客様は2タイプに分かれます。1つは、ほぼ定期的に予約して通うタイプ。もう1つは、とにかく目の前のことに追われて必死で頑張って、「もう全身の疲れやコリやだるさが限界だ、つらすぎる!」というあたりでようやく駆け込むタイプ。

もちろん、圧倒的に多いのは後者です。ガチガチにこり固まった鉄板のような体を横たえて、「体のメンテナンスってそもそも、どのくらいの頻度がいいのかわからなくて」とため息をつく人に、「家の掃除をするのと同じイメージなんですよ」と言うと、「えっ?」とキョトンとされるのですが、さて、その意味とは……?

リラクゼーションも掃除も、長ければいい……わけじゃない!?

リラクゼーションサロンも、「月に1回、奮発して2時間コースを受ける!」より、「週に1回、30分コースで通う」というほうが、合計時間が同じ2時間でも、疲れは軽くなります。

1ヶ月に1回だけ気合を入れて大掃除をして、それきりほったらかし……という家よりも、日々こまめにプチ掃除をする家のほうがきれいに保たれるのと同じですね。

家は人が住み暮らすから汚れるもの、体は日々休みなく動いているから疲れるもの。この2つはよく似ています。

家の掃除も、体の疲れのケアも、「ぎりぎりまで溜め込んでから一気に何とかする」のではなく、「溜め込む前に少しずつ」解消しておくほうが、結局は楽です。

毎日できる!4つのプチ掃除

 

「汚部屋」にならないためにはこまめなプチ掃除が重要。身体も、疲れや余分な脂肪を溜め込まないために、サビがこびりつく前に簡単なセルフメンテナンスで落としましょう!

1)体に優しい食事をする

疲れこんでくると食事も面倒くさくなり、つい帰宅途中のコンビニでお惣菜やパンなどを買ってすませてしまいたくなります。普段以上に、甘いものにも手が伸びます。ですが、それでは炭水化物オーバーの野菜不足。栄養のバランスを考えられればベストですが、とりあえず、ありあわせの野菜や豆腐をお鍋に入れて、水炊きや味噌汁にする程度の手抜き自炊でも、こんな寒い時期は体がホッとするのを実感できるものですよ!

2)ゆっくりとお風呂につかる

シャワーですませずに、バスタブにお湯をはってゆっくり入浴するのもおすすめです。お湯の温度や入浴時間については諸説ありますが、その日の気温や自分の体温、気分や体調しだいでも心地良い温度は違うので、「これが絶対に正解!」はありません。疲れが軽くなった、体が楽になった、と感じられれば、それが正解です。お気に入りの入浴剤やマッサージオイル、スクラブなどがあれば、ゆっくりとバスタイムを楽しむ目的もさらに増えますね。

3)スマホを手放して、早めに眠る

せっかくお風呂で疲れをとっても、深夜までパソコンやスマホをいじりながら起きていては湯冷めしてしまいますし、目も体もまた疲れてしまって効果なし。ブルーライトは昼間の活動時間にだけ必要なもの、と割り切って、早めに手放して布団に入りましょう。

4)寝る前にかんたんなストレッチをする

お風呂から出ると、体がやわらかくほぐれています。寝る前に、首や肩をゆっくり回したり、肩甲骨を引き寄せたり、ゆっくりとストレッチをしてみましょう。ヨガや瞑想のDVDなどもおすすめです。「今日1日、お疲れさま」と体を労わってあげてください。

 

4つ全部でなくても、どれか1つでもできれば、その日の「体のプチ掃除」はとりあえずクリアです。特別な手間も費用もかかりません。

そして、大掃除は……!

それでも、手が届きにくい場所に汚れが溜まるように、疲れが蓄積していって、日常的な小さなケアだけでは追いつかないわ、という場合は、1つランクアップした大掃除、つまりリラクゼーションサロンのボディセラピストの出番! 自分で触ることはできてもしっかりと力をかけることができない箇所(腰やおしり、背中、足の裏など)を、人の手を借りてほぐすことで、老廃物がより流れやすくなり、疲れもガチガチに溜め込む前に抜けやすくなります。

次回は大掃除つながりの続編、屋外の掃除のような「リンパケア」についてお届けします。そちらもどうぞお楽しみに!

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