
知ってた?【けんちん汁の発祥の地】は①京都②鎌倉③奈良のどれ?
知らなければ知らないでよし、でも知っていれば気まずい沈黙を破るきっかけになるかもしれない世間話。そんな時に役立つ歴史の知識をクイズ形式でお届けします。
けんちん汁の由来はどこ?
具だくさんでおいしい「けんちん汁」。根菜類が手軽にたくさん摂れるのでからだにもよさそうです。
さて、このけんちん汁発祥の地と言われているのはどこでしょうか?
① 京都
② 鎌倉
③ 奈良
あのお寺でけんちん汁は作られた
正解は「② 鎌倉」です。
北鎌倉にある建長寺(けんちょうじ)は鎌倉五山第一位の臨済宗・建長寺派の大本山で、国の重要文化財に指定されている総門・山門・仏殿・法堂・方丈が一直線に並ぶ伽藍配置が残り、観光スポットとしても有名な由緒のあるお寺です。
この建長寺であるときある日、法要が営まれましたが、予想を上回る大勢の来客があったために、豆腐が足りなくなってしまいました。そこで、豆腐をくずしたうえで野菜をまぜてカサを増し、なんとか急場をしのいだということです。この料理がやがて「建長汁」としてひろまっていくうちに「けんちん汁」と呼び方が変わっていったといわれています。
建長寺は鎌倉幕府第5代執権・北条時頼によって創建された禅宗寺院で、開山(初代住職)は南宋からの渡来僧・蘭渓道隆(大覚禅師)であった。承久の乱(1221年)を経て北条氏の権力基盤が安定きたころで、政治的には鎌倉幕府が名実ともに日本の政治を司るようになった時代です。
幕府は、臨済宗の寺院を格付けをする制度を設け、幕府が任命した住持(住職)を順次上位の寺に昇進させることにより管理下に置き、コントロールしようとしました。そのため、北条時頼が中国の五山の制にならって導入したのが始まりで、建長寺はそのために創建されました。鎌倉五山は、第一位:建長寺、第二位:円覚寺、第三位:寿福寺、第四位:浄智寺、第五位:浄妙寺で、そのほか京都にも「京都五山」がつくられました。五山の順位は時に変動し、いまの順位が確立したのは、室町時代、足利義満が将軍だったころだといわれています。
人気の観光スポットでもある鎌倉。鎌倉といえばしらす丼などがポピュラーですが、からだにやさしいけんちん汁を食べながら、歴史に思いをはせてみてはいかがでしょうか。
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