
「つよち」じゃない!「強ち」の読み方、知っていますか?
馴染みのある漢字なのに、送り仮名がついたことで途端に読み方が分からなくなることってありませんか?
そこで本記事では、意外と読めない漢字のクイズを出題します!今回ご紹介する漢字もなんて読めばいいのか戸惑う人は多いはず。
「強ち」の読み方、知っていますか?
「強い(つよい)」「強豪校(きょうごうこう)」など、馴染みのある漢字である「強」。・・・のはずが、送り仮名に「ち」がつくことで急に馴染みがなくなったように感じる人もいるのではないでしょうか。「つよち」「きょうち」「ごうち」「ごっち」・・・これらはどれも間違いです。
「強ち」の意味は、
[副](あとに打消しの語を伴う)
1 断定しきれない気持ちを表す。必ずしも。一概に。
2 強い否定の意を表す。決して。
[形動ナリ]
1 強引なさま。無理やり。
2 いちずなさま。ひたむき。
3 身勝手なさま。わがまま。引用元:小学館 デジタル大辞泉
です。現代では「強ち〜ない」という言葉で表されることがほとんどです。「強ちうそではない」といった使い方をします。ピンと来ない人でも大丈夫です。読み方が分かると、この例文に「ああ!」と納得できるはず!
正解はこちらです。
「あながち」です。
「あながちうそではない」などの表現、耳にしたことありませんか?漢字で書くと「強ち」なんですね。
現代では「あながち〜ない」で「一概には〜と言えない」などの意味合いで使われていますが、この意味として使われるようになったのは中世以降だと言われています。昔は「強」という漢字が表すように、「あまりに強引」などの意味で使われていました。
「あながち」は、
- あな→己(自分)
- かち→勝ち
という成り立ちで、「自分が勝つ→自分が最優先→自分勝手に物事を進める」ということから、「強引。無理やり。一方的」という意味合いをもつようになったと言われています。
なお、「あながち」は「そうとは言えない」などといった湾曲的な表現のため、「〜ない」と断言することはできません。以下に類語を記します。
- あながち〜ない
→断定することができない気持ちを表す - 必ずしも〜ない
→一部分がそうであっても、全部がそうではない様を表す - まんざら〜ない
→否定的な意味を和らげる、むしろ肯定的に思う気持ちを表す
強い否定を表す場合には、「必ずしも〜ない」のほうが適切です。否定的な意味ではなく、むしろ肯定的な思いを表す場合には「まんざら〜ない」を使いましょう。
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