西川史子、48歳になっても母親に失恋報告をするオンナの婚活って?

女医でタレントの西川史子が、インスタグラムでご自身の失恋を発表しました。適度にプライベートネタを放り込むあたりに、芸能界を生き抜いてきた西川センセイの才覚を感じずにいられないのですが、私がすげーと思ったのは、失恋報告の後の一文なのでした。

 

「親にも友達にも泣いて、でも今こんな感じで大丈夫です」

 

え、西川センセイ、親に恋愛のこと話してるの?

 

何をもってフツウとするかは難しいところですが、もうすぐ齢50になろうとする西川センセイが、親に恋愛のことを話すというのは、私にとっては驚くべきことです。が、西川センセイの生い立ちを考えると、それも不思議ではないかなと思います。

 

西川史子の濃~い母娘関係とは…

 

「婦人公論」(中央公論社)によると、開業医の家庭に生まれた西川センセイは、お母さんに医者になることを命じられて育てられたと言います。

 

西川センセイにはお兄さんがいますが、性格が優しいので医者には向かず、西川センセイががんばらざるを得なかった。西川センセイのお母さんは、開業医の妻あるあるでお姑さんに「子どもを絶対に医者にしろ」とプレッシャーをかけられていたそうです。

 

お母さんが取ったのは、極端な能率主義でした。

 

小学生の頃から100点取ったら1万円、勉強をするなら、いくらでもお小遣いはあげる。美術や家庭科はプロに頼んで下手にやってもらう。体育は走るのが遅くてもいいから、マットの耳をしまうことを忘れずに。学校のセンセイにはなつけ。

 

医学部ではなく、他の勉強がしたいと西川センセイが言うと「だったら、学費を出さない」と兵糧攻めも辞さない宣言で応酬したそうです。

 

お母さんの言うことを守って勉強し、無事に医大生となった西川センセイは、芸能活動を始めます。「ミス日本」コンテストに出場し、フォトジェニック賞を受賞。明石家さんまと素人女性数十人が恋愛を語る「恋のから騒ぎ」(日本テレビ系)に出演したものの、ポジションは真ん中あたり(この番組では、きれいな女性は最前列に座ります。フリーアナウンサーの小林麻耶と妹である麻央さんは最前列のセンター、つまりセンターオブセンターでした)。

 

TBSの早朝ニュース番組に、白衣を着て出演していたこともあります。その当時は、他の出演者の視線が冷たく、ちょっと色物のような見られ方をしていたように思います。

 

西川がタレントになったのは、母のため?

なぜこの人は、こんなに芸能界にこだわるのだろうと、私はずっと不思議に思っていたのです。極貧を経験した人が、そのハングリー精神をいかして一発当てれば、途方もないお金が入るのが芸能人の夢のあるところですが、裕福な家庭に育ち、医師の西川センセイがそこまでする必要はないでしょう。

 

初期の西川センセイは「年収4000万の男でないと結婚しない」「ブスは生きている価値がない」で高飛車キャラで話題をさらいます。年収4000万クラスでも、名門家庭の場合はテレビに出ることや出ている人を「みっともないこと」ととらえる人はいますし、かといって一発当てた年収4000万の男性では、育ちも教養も西川センセイと合うわけがない。結局、センセイは年収4000万ではない男性と結婚しますが、離婚してしまいます。

 

離婚後、傷心の西川センセイは「ノンストップ!」(フジテレビ系)で、「自分で初めて決めたことが結婚で、それで失敗した」と発言します。センセイのそれまでの人生はすべてお母さんが決めてくれて、それを実行するだけでよかった。けれど、結婚だけは自分で決断してみたが、失敗してしまったという意味です。

 

傷心のセンセイを見て、ますますお母さんへの帰依は深まるだろうなと思いました。自分の歩んできた人生に自信がある人ほど、人と違う部分を欠落と感じたり、失敗だと拡大解釈してひきずってしまうもの。もうこんな痛い目に合うのは嫌だから、ますますお母さんを信奉したとしても、不思議はないでしょう。

 

今度はバツイチキャラとして、テレビに出ている西川センセイですが、離婚から大分たってセンセイは再び「婦人公論」のインタビューに答えていました。それを読んで、西川センセイが芸能界入りにこだわった理由が、腑に落ちた気がしたのでした。

 

センセイのお母さんは女優のたまごで、映画にも出演していたそうです。しかし、医師家庭である西川家に嫁ぎ、夢をあきらめ、子どもを医師にするためことにすべてを注いだ。努力の甲斐あって、娘を父親の跡継ぎにすることができました。西川センセイは今度は“母の夢”をかなえようとしたのではないかと勝手に思ったのです。

 

これは西川センセイだけでなく、芸能界には、中森明菜をはじめとして、母親が自分の果たせなかった夢を娘に託すケースはたくさんあります。娘は同性ということもあって、お母さんが何を考えているかわかることが多い。センセイはお母さんのもう一つの夢をかなえたのではないでしょうか。

 

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