「あくたれる」ではありません!「悪怯れる」の読み方、知っていますか?
小学校・中学校で習っていた漢字も、大人になると接する機会が減るもの。「聞き馴染みのある言葉であっても、漢字でどう書くのかわからない」「漢字で書かれると、読めない」なんて経験、ありませんか?
そこで本記事では、意外と読めない漢字のクイズを出題します。
本記事でご紹介するのは「悪怯れる」。読めそうで読めない漢字なのではないでしょうか。ですがこの言葉、誰しも一度は聞いたことがあるはず!
「悪怯れる」と書かれたとき、「悪」を「あく」と読むか「わる」と読むかで戸惑った人、多いのではないでしょうか。また「怯」という漢字も、送り仮名が「〜える」であれば「怯える(おびえる)」と読めますから、「〜れる」と書かれて戸惑った人も多いことでしょう。
「あく」か「わる」かで「あく」を選び、「あくたれる」と読んだ人もいるかもしれませんが、これは間違い。
正解はこちらです!
「わるびれる」です。
「悪怯れる」の意味は、
気おくれがして、恥ずかしがったり、卑屈な振る舞いをしたりする。
引用元:小学館 デジタル大辞泉
おどおどしたり、恥ずかしがったりする。
引用元:三省堂 大辞林第三版
です。
・・・ここで少し違和感を覚えた人もいるかもしれません。「悪怯れる(わるびれる)」という言葉、どこかで聞いたことある気はするけど、もっと「悪い人ぶることを指す言葉じゃなかったかしら」と。
「悪い人ぶることを指す言葉」は「悪ぶる」であり、「悪怯れる」とは少し意味が違います。「悪ぶる」の意味は、
いかにも悪者であるかのように振る舞う。悪者ぶる。
引用元:三省堂 大辞林第三版
です。
「悪」の後ろに「怯」がつくかつかないかで、印象がガラリと変わります。
「悪怯れる」の読み方だけでなく、「悪ぶる」と「悪怯れる」の意味もまとめて覚えてしまいましょう!「悪ぶる」と「悪怯れる」の意味を混同せずに使えるようになるといいですね。
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