宝くじが当たりやすい星座って?税金はいくら払うの?宝くじで「元をとる」知識

宝くじ売り場の前を通ると高額当選したら、使いみちはどうしようかな?と頭をよぎる一方で、どうせ購入しても当せんするなんてありえないか・・・と気になるのが当せん確率です。

今回は宝くじの当せん確率をはじめ、知っておきたい宝くじの気になるあれこれについてお伝えします。

 

■男女ともに7割以上の人が宝くじ購入経験あり

平成28年4月実施の(一財)日本宝くじ協会調査によると、宝くじを一度でも購入した人は男性81.4%、女性71.6%と男女ともに7割を超えています。年齢別では、30代(79.6%)、40代(81.1%)、50代(82.1%)、60代(82.7%)と年代が上がるにつれて購入者は多くなっています。

「宝くじファン」(月1回以上の購入者)を地区別に見ると最も多かったのは大阪府の16.0%、続いて東京都(10.6%)、九州(10.4%)、東北(10.1%)、中国(10.0%)となっています。

 

次に、1年間に宝くじで1000万円以上の当せん金を受け取った高額当せん者(数字選択式宝くじでの当選者を除く)を対象にアンケート(うち回答996人)をまとめた平成30年度の「宝くじ長者白書」に興味深いアンケート結果がありました。

 

当せん者を星占いの星座別にみると「乙女座」が100人(10%)で第1位。

第2位は「獅子座」の99人(10%)、第3位「山羊座」の94人(9%)、第4位「蟹座」の89人(9%)でした。

一方、最も少なかったのは「牡牛座」と「天秤座」の69人(7%)でした。

こちらのアンケートでは、当せん者のうち多い血液型は男女ともにA型、イニシャルでは男性1位はT.K、女性1位はM.Sなどの結果もありました。

高額当せんなんて夢物語よねって現実的に見ながらも、購入経験者は多いものですね。

 

■気になる宝くじの当選確率は?

2019年の年末ジャンボ宝くじの当せん確率を調べたところ、1等は2000万分の1でした。

2000万分の1といっても、どれくらいの確率なのかピンとこないですよね。

 

たとえるなら5万人収容した東京ドームのコンサートが400個あって、その中からたった1人です。そう考えると1等に当せんする確率ってなかなか難しいものです。

 

とはいえ、0ではなく誰かが当せんすると考えれば絶対当せんしないとも言い切れません。だからこそ夢がある宝くじ、余裕資金でお楽しみとして購入するのもいいのではないでしょうか。

 

このすごい確率のなかで、高額当せんした人は当せん金をどのようにつかっているのか気になるところです。

 

■当せん金の使いみちは?

1,000万円以上という高額な当せん金の使いみちについてのアンケート(複数回答)結果は以下の通りです。

1位「貯蓄」47%
2位「車の購入」15%
3位「土地・住宅の改築や購入」13%
4位「旅行」12%
5位「家族サービス・親孝行」11%

「貯蓄」が約半数近くなりますが、パーっとつかうというよりも、貯蓄したり、車や住宅にかけたりと堅実な使いみちがうかがえます。

 

1等前後賞で10億円の宝くじに当せんしたとしても、まずは貯蓄してゆっくり考えながら使いみちを検討したいものです。しかしながら10億円となると高額すぎて、1万円の買い物が少額に感じるなど一気にお金の価値観が変わりそうです。

 

お金の価値観が変わると、元に戻るのは至難です。一度あがった生活レベルを下げるのは、なかなか難しいものです。高額当せん者こそ、ファイナンシャルプランナーなどにお金の使いみちを相談してから考えることをお勧めしたいところです。

 

■宝くじの当せん金にかかる税金は?

宝くじの大きなメリットは当せん金には税金がかからないということです。たとえ当せん金10億円を受け取ったとしても所得税はかからず、まるまる受け取れるというわけです。

つまり、宝くじには所得税はかからないので、確定申告の必要はありません。ただし、注意したいのが当せん金を家族でもあげると贈与税の対象になります。

上記のように宝くじには所得税はかからないので、確定申告の必要はありません。しかし、受取った当せん金を、家族も含め他人に渡すと、他の贈与と合わせて1年間で110万円を超える場合は、「贈与税」の対象になります。

 

たとえば、1億円宝くじが当せんして兄弟に5000万円あげた場合、贈与税はいくらかかるでしょう。なんと2289万5000円もの贈与税がかかります。

 

子どものころ、「宝くじが当せんしたら、1億円ずつ皆にあげるね」なんて家族に話していましたが、家族にあげても贈与税がかかるとなると、気軽にプレゼントしづらくなります。

 

税金がかからず当せん金を家族で分けたいなら共同購入し、当せん金を受け取りに行くときは、全員で受け取りにいくと、当せんした証「当選証明書」を全員分もらえます。そうすれば、全員が非課税扱いで宝くじの当選金を受け取ることができます。

 

■「共同購入」で高額当選した場合、骨肉の争いを避けるには

高額当せんしたら、分配額でトラブルにならないように避けたいものです。共同で購入する場合は、同額を出し合って購入するとよいでしょう。購入する際に出した金額の比率に応じて受け取る当せん金の額を決めるべきです。高額当せんを分け合うときに分配金について揉めることがないよう同じ金額で購入しておくといいでしょう。

 

特に、家族ではなく他人と共同購入する場合に利用したいのが宝くじ公式サイトでの共同購入です。これは、グループを作成し、グループメンバーと共同で宝くじを購入する方法です。

 

購入した宝くじが当せんすれば、グループとして当せん金を受け取れます。共同購入できる宝くじは、ジャンボ宝くじ(ジャンボミニ、ジャンボプチ含む)、全国通常宝くじです。

 

共同購入では、当せんした場合に各参加メンバーの購入枚数の比率に応じて当せん金が分配されます。当せん金は、登録した当せん金受取口座に自動で振込してくれます。これなら、非課税かつ、トラブルなく当せん金が受け取れるので共同購入するなら是非利用したいサービスです。

 

■さらにチャッカリ利益を固める!宝くじ購入でポイントゲット

買い物をするとポイントがためられるお店は多い時代ですが、なんと宝くじにもポイントがためられる「宝くじポイント」サービスがあります。

 

「宝くじポイント」とは宝くじ売り場や宝くじ公式サイトでの宝くじの購入やキャンペーン応募などで「宝くじポイント」がたまる会員サービスです。

 

スマートフォンでアプリをダウンロード、もしくは、宝くじポイントカードを発行します。宝くじ売り場、宝くじ公式サイトどちらの購入でも100円につき1ポイントの宝くじポイントが獲得できます。

 

たまった宝くじポイントは、1ポイント=1円として宝くじ売り場では100ポイント単位で、宝くじ公式サイトでは1ポイント単位でつかうことができます。たまったポイントは翌日からつかえます。

 

宝くじ公式サイトの会員になれば、「宝くじポイント」の他にもメリットがあります。

 

24時間いつでも購入できる、当せん金は受け取りに行かなくても指定口座に自動振り込みされる、継続購入による買い忘れ防止機能があるなど。ですので、会員登録はおススメです。

 

今回は1等当せんの確率を知って、当せんする気がしないと思った人も少なくないでしょう。だからこそ宝くじには夢があります。年に一度は余裕資金で家族や仲間と共同購入して、抽選日に集合、ワクワク・ドキドキして楽しむのも素敵な時間が過ごせそうですね。

 

 

今関倫子 ファイナンシャル・プランナー
外資系保険会社勤務中にファイナンシャル・プランナー(FP)を目指し、AFP(日本FP協会認定)資格取得後、独立系FP事務所に転職。女性を中心に年間のべ200件以上のマネー相談を受け、多くの経験を経て独立。個人マネー相談、執筆、マネーセミナーを中心に活動中。FPCafe登録パートナー。

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