年収1億の人たちはこれをやっていない!お金がたまる富裕層「7つの習慣」
富裕層とは、いわゆる「お金持ち」、「資産家」といった意味で使われる用語です。富裕層と言われる人たちは、あり余るお金を湯水のように使っていると思われがちですが、そんなことはありません。
いくら大きな資産があっても、使えば無くなってしまうのがお金というもの。大切なお金を枯渇させず、お金持ちであり続ける秘訣はどのようなところにあるのでしょうか。
今回は、富裕層との接点も多いFPとしての目線で「富裕層がやっていない7つの習慣」を紹介しながら、お金とのつきあい方について考えてみたいと思います。
1・富裕層は、コンビニに寄らない
年中無休で24時間営業しているコンビニは、何かと便利に使えます。通勤や帰宅の途中、ちょっと立ち寄る、という方も多いのではないでしょうか。
しかし、富裕層と言われる人たちは、「とりあえずコンビニ」という習慣を持っていません。そもそも目的もなく街をフラつく習慣がない人が多数です。
もちろん、買うものがあったり、ATMを利用したりなどの目的がある時にはコンビニに行きますが、漠然とお腹が空いた程度で目的もなくフラッと店内に入るということ自体がないようなのです。
コンビニは便利ですが、価格で考えるとドラッグストアやスーパーマーケットのほうがオトクなことが多いものです。
なんとなく立ち寄ったコンビニで、飲み物やお菓子を選びつつ、そういえばタイツも必要だった、乾電池の買い置きがなかった、この雑誌おもしろそう、などと店内を歩くとあっという間に買い物カゴがいっぱいになってしまいます。レジで金額を聞いて驚くことも。
富裕層はお金を大切にします。不要なものは買わないし、必要なものはできるだけ安く買います。なんとなく寄ったコンビニで散財しない、という習慣もそのひとつ。
支出は計画的に考えるようにしています。
2・富裕層は、食べ過ぎない
富裕層の生活習慣に触れて思うことは、お金だけではなく健康も大切にしているということ。
美味しいものは好きですが、食べすぎ・飲みすぎは禁物です。気分が悪くなればせっかくの美味しいものも台無しですし、暴飲暴食が続けば健康を害してしまいます。
病気になれば治療が必要で、治療費がかかるだけではなく、その間仕事ができないというダブルパンチは痛いものです。
食べすぎ・飲みすぎがトクになることはありません。
富裕層には、その場の雰囲気に流されない人が多く、食べ放題や飲み放題でも適量に抑えます。元をとってやろうなどと思わないことが、かえって損をしないコツなのかもしれません。
3・富裕層は、部屋を散らかさない
富裕層のお宅は、たいていスッキリと片付いています。部屋が広いから片付けやすいのも道理、と思いがちですが、散らかっているかどうかは部屋の広さだけの問題ではありません。
欲しいものが次々生まれ、それらを買うお金があれば、物は際限なく増えていきます。収納スペース以上の物があれば片付けることができず、部屋にあふれてきてしまいます。
こういったことは、お金の管理にもつながる感覚です。
つまり、使える範囲内で考える、ということです。収納スペース以上の物は持たないようにすることと、予算以上のお金は使わないようにすることは似ています。
収納スペースに収まりきらないものでも、買うことはできます。結果、部屋に出しっぱなしになり、すまいの雰囲気はダウンするでしょう。
また、予算以上の買い物も、お金を引き出してきたり、クレジットカードを使ったりすれば可能です。しかしお金は使えばそのぶん無くなってしまいます。
どんなにお金持ちで広い家に住んでいても、お金にも収納スペースにも限りがあります。
富裕層の人は、このような有限のものを大切に考えていることが多く、その結果、部屋も片付いていて、お金も減らないのではないかと思います。
4・富裕層は、過剰なおつきあい出費をしない
また、富裕層の人は、自分の価値観を大事にします。おつきあい出費をしないこともそのひとつ。おつきあい出費とは、いわゆる交際費のことではありません。
冠婚葬祭に包むお金や、お祝い事やお見舞いに必要なことはきちんとしていますし、お土産の品物も気づかいを感じるものを選びます。
しかし、人とのつながりを大切にしつつも、気の進まない食事会や飲み会、旅行などには参加しない人が珍しくありません。
数人で連れ立って買物に行くと、自分だけ何も買わないのも…と感じてしまい、手ごろなものを買ってしまう経験は誰しもあると思いますが、そのようなことも富裕層の人には少ないと感じます。
つまり、自分にとって必要のないものはいらないし、買わない、と価値観を確立している人が多いようなのです。
富裕層の人の、周りに流されない価値観はいいものだな、と思います。
5・富裕層は、見栄をはらない
富裕層は、意外と地味です。いかにも「お金持ち!」みたいに派手な服やアクセサリーに身を包み、インテリアは北欧風、買物はデパート、車は高級車、ということはあまりありません。
確かにいいものを知っていますし、買うお金もあるのですが、見栄をはらなくてもお金持ちなので、お金持ちに見える、ということにはこだわりません。
それよりは、自分が快適にしていられ、好きなものに囲まれていることを重視しています。
服は肌触りがいいもの、家具は落ち着いて馴染むもの、車は乗り心地がいいもの、といったように。実際、このようなものは高価なものが少なくありませんが、お金持ちっぽい豪華さは特にありません。
本当にいいと思うものを選ぶ感覚が、富裕層の人には身についていると感じます。
6・富裕層は、満員電車に乗らない
そんな富裕層の人たちは、満員電車には乗らないようにしている人が多いと聞きます。
満員電車は快適さとは程遠く、できるだけ乗りたくないものですね。もちろん車でしか移動しない富裕層もいますが、意外にみなさん電車を使います。そして、時間に余裕を持って出かけ、満員電車を避けるようにしている人も少なくありません。
とりわけ首都圏内では、車の移動は時間が読めないことが多く、仕事の場合は電車で移動するほうが確実です。
自分の快適さと、電車の確実性の両方を取ると、自然とそうなる、ということなのでしょう。
7・富裕層は、貯金をしない
さて、ここまで読んでいただいて、どのようにお感じになったでしょうか。
富裕層でも暴飲暴食をしている人もいるし、部屋が散らかっている人もいるんじゃないか、と思っているかもしれませんね。
確かにそのとおり、富裕層にはそういう人もいます。
しかし、どんな富裕層にも共通していることは、資産運用をしている、ということです。
富裕層にとって貯金はすでにあるものですから、取り立てて頑張るものでもありません。
しかし、そのお金を銀行の普通預金や定期預金などの預貯金にしておいても、低金利の昨今ではお金が増えるということはありません。
それどころか、今後景気が上向き、物の値段が上がれば、金利のつかないお金は実質目減りしてしまうことになりかねません。
物の値段があがるというのは、たとえば、今年10万円のバッグが、翌年には10万5000円になっているということです。
そのため、今年は買うのを我慢して10万円を現金でとっておいても、翌年には10万円では買えません。10万円の価値が下がってしまったのです。
このような事態を防ぐには、物価の上昇程度には金利がつく金融商品で資産運用をする方法があります。
今年10万円でバッグを買うのを我慢して、そのお金を5%で運用すれば、翌年には10万5000円になります。バッグが欲しければ買ってもいいし、別のことに使ってもいいですね。
実際には1年で5%も物価が上がると経済的な影響が大きく、今後は2%程度の緩やかな上昇になるのではないかとの見方がされています。お金は使えばなくなりますが、資産運用で増やしていくこともできます。
富裕層は、貯金よりも資産運用でお金を上手に生かしているといえるでしょう。
タケイ啓子
ファイナンシャルプランナー(AFP)。36歳で離婚し、シングルマザーに。大手生命保険会社に就職をしたが、その後、保険の総合代理店に転職。保険の電話相談業務に従事。43歳の時に乳がんを告知される。治療を経て、現在は治療とお金の相談パートナーとして、相談、執筆業務を中心に活動中。FP Cafe登録FPパートナー
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