「なまぎょう」ではありませんよ!「生業」の正しい読み方、知っていますか?
時に思いもしないような読み方をする漢字。馴染みのない言葉だと読み間違えてしまうこともあるかと思いますが、人前で読み間違えてしまうと恥ずかしい思いをすることも。
そこで本記事では、意外と読めない漢字のクイズを出題します。
「生業」の読み方、知っていますか?
「生業」とあったら、まずは「生」と「業」の読み方を思い出すのではないでしょうか。「生」に「なま」や「せい」、「業」に「ぎょう」の読みが浮かんだ人が多いはず。でも、それらの読みをつなぎ合わせて「なまぎょう」と読んでみてもしっくり来ませんよね。
「生業」の意味を知ると正しい読み方が思い浮かぶかもしれません。
「生業」は
1 生活を営むための仕事。
2 五穀が実るようにつとめるわざ。農業。また、その作物。引用元:小学館 デジタル大辞泉
を意味します。
例文には「小説を書くことを生業(〇〇〇〇)とする」とあります。・・・どこかで聞いたことありませんか?
正解はこちらです。
「なりわい」です。
なお「生業」は「なりわい」以外に
- すぎわい
- せいぎょう
と読むことができます。
これらの読み方であっても意味は、
【すぎわい】
生計のための職業。なりわい。【せいぎょう】
生活のための職業。なりわい。すぎわい引用元:小学館 デジタル大辞泉
です。
現代では「なりわい」が一般的な読み方です。
また元々は「生業」で「なりわざ」と読まれていました。
「生」と「業」の漢字は元々
- 生:草や木が地上に生まれた象形文字
- 業:ギザギザした装飾のある楽器をかける飾り板の象形文字
でした。そこから「生」は「生きる・生える」の意味に、「業」は「仕事・業(わざ)」の意味になります。「生業(なりわざ)」は「農耕に従事する。五穀が実るように行う生活のための仕事。農作物」の意味で使われていました。
「農耕に従事する」の意味が転じて、「生活をしていくための仕事」を意味する「生業(なりわい)になりました。
スポンサーリンク