「まくま」は不正解!「幕間」の正しい読み方、知っていますか?
さまざまな読み方をもつ漢字。そんな漢字の中には、ある言葉でしか馴染みのない読み方をする漢字もあります。
そこで本記事では、意外と読めない漢字のクイズを出題します。
「幕間」の正しい読み方、知っていますか?
「幕間」とは
演劇で、一幕が終わって、次の一幕が始まるまでの間。舞台に幕が下りている間。
引用元:小学館 デジタル大辞泉
という意味です。
「間」という字から「まくま」と読みたくなるところですが、「まくま」ではありません。
筆者である私はよく映画館に行くのですが、上映前までの「幕間」の時間にオリジナル番組が流れ、その番組の終わりにナビゲーターの女性が「そろそろ『幕間』の時間です」と締め括ります。「幕間」の漢字を知らなかった私は「そう書くんだ!」と驚きました。読み方を知らない人にとっては「そう読むんだ!」と思えるような読み方です。
正解はこちら!
「まくあい」です。
「幕間(まくあい)」という言葉は「『幕の合い間』が省略されて『まくあい』となった」と言われています。ですが、「幕合い」と書くことはできません。また放送では「まくま」という誤読が起きないよう、「幕間」ではなく「幕あい」と表記することを優先しています。
なお、「間」の読みを見ると
音読み カン・ケン
訓読み あいだ・ま(常用外)はざま・あい・うかがう・ひそかに・しずか引用元:間|漢字一字|漢字ペディア
とあるように、「あい」の読みは常用漢字表外の読み方です。
とはいえ「幕間」以外にも、「間」を「あい」と読む、馴染み深い言葉があります。
それは「間の手(あいのて)」です。
あいのて【合いの手・間の手・合の手・相の手】
①邦楽で、唄と唄の間に伴奏楽器だけで演奏される部分。
②歌や踊りの調子に合わせてはさむ掛け声や手拍子。
③物事や会話の合間にはさむ動作や言葉。引用元:三省堂 大辞林第三版
「合いの手」表記のほうが馴染みがあるかもしれませんが、「あいのて」は物事や会話の“合間に”はさむ動作や言葉でもあります。「間の手」とあったら「あいだのて」と読まず、「幕間」と同じ「間」の読み方で、「あいのて」と読みましょう!
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