間違っている人多数!「したたかな人」って「ずる賢い」人?それとも「しっかりした」人?

日本語は意外と難しい言語です。普段何気なく使っている言葉の意味を改めて調べてみると、一般的に使われている意味が実は間違っていた!なんてことも。

そこで本記事では、間違いやすい言葉のクイズを出題します。

「したたか」の正しい意味はAとB、どちらでしょう?

「したたかな人」と書かれていたら、あなたはその人のことを「ずるがしこい人」と捉えますか?「しっかりした人」と捉えますか?恋愛や仕事のジャンルで「したたか」という表現を見つけると、大抵「ずるがしこさ」や「あざとさ」を表す言葉として使われており、いい意味で使われている印象がありません。

でも「したたか」を表す漢字を見ると、本来の意味が伝わってきます!

正解はこちらです。

正解はBの「しっかりしている」です。

「したたか」は漢字で「強か/健か」と書き、

1 粘り強くて、他からの圧力になかなか屈しないさま。しぶといさま。
2 強く、しっかりしているさま。
3 強く勇猛であるさま。
4 程度がはなはだしいさま。
5 分量がたいへん多いさま。

引用元:小学館 デジタル大辞泉

を意味します。

「したたか」は本来「自分の意志を貫く強さ」を表す言葉であり、決してネガティブな意味ではありませんでした。しかし“粘り強くて、他からの圧力になかなか屈しないさま。しぶといさま。”に、「自分の意志を貫く強さ」がもつネガティブな面を感じる人もいることでしょう。

また「したたかな人・女」が意味するのは本来「社会的に強い人・女性」なのですが、「社会的に強い人・女性」をネガティブに捉える人の存在により、「したたか=ずるがしこい」が定着してしまったようです。そのため今でも「したたかな女」には本来の「社会的に自立した女性像」ではなく、「男性に媚びる女性」「ずるがしこい女性」といった印象が抱かれやすいのが現状です。。

言葉は変化するものです。現代で「したたか」は本来の意味ではなく「ずるがしこい」を表す言葉として定着しつつあります。そのため、褒め言葉として「したたか」を使うのは避けたほうが無難です。「したたか」の本来の意味で相手を褒めたい場合には、同じような表現で言い換えるのがおすすめです。

参考文献:瀬崎圭二, 『正しい日本語どっち? 500』27ページ, 平成28年5月20日, 株式会社 彩図社

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