コロナ不安、鬱、眠れない…「ストレスを感じやすい人」がやめるべき7つのシンプルなこと

こんにちは、神戸市垂水区にある漢方薬店「CoCo美漢方」の田中友也です。鍼灸師、国際中医専門員の資格を取り、日々、薬店と鍼灸院で皆さんの健康相談に乗っています。

 

もとから4月は転勤や転校、新入学、新学期、引っ越しなど何かと環境の変化が多い季節です。ましてや今年は新型コロナが完全には終息していません。

 

新しい環境や人と出会うことは期待に胸が膨らむ反面、慣れない環境や人でストレスが溜まりがちに。

 

そのまま無理しすぎたり、放っておくと気分の落ち込み、何をしても楽しめない、ひどくなるとうつ病などメンタルトラブルに繋がる恐れもあります。

 

そのため今回は日々できる「ストレスを溜めないために避けるべき7のこと」をご紹介します。

 

 

1・生活リズムを崩さない

うつ病の人やストレスが多い、気持ちが不安定な人は生活リズムが乱れている方がとても多いです。

 

人間の体には体内時計といわれる生体リズムが備わっています。

 

体内時計のリズムに合わせて生活していると、基本的には心身共に健康でいられますが、大型連休の時に朝方までゲームやスマホ、PCをして明け方寝て、お昼過ぎに起きる…このようなほんのささいな生活リズムの乱れが続くことで大きく心の調子を崩すことがあります。

 

お仕事で夜勤があったり、介護などでどうしても生活リズムが乱れる方もいらっしゃると思います。

 

ただ、出来るだけ夜になれば寝る、朝になったら起きる。といった一般的な生活を送るようにしましょう。

 

2・ダラダラと寝ない。朝日を浴びる

上述した生活リズムや体内時計を24時間周期にリセットするために一番重要で簡単なことは「朝日を浴びる」ということです。

 

日光やテレビ、スマホ、照明のような光はその明るさで体を今、起きる時間だよ。と認識させる力があります。

 

特にこの中でも強い光の日光が目から入ることで、乱れた体内時計をリセットし、脳に朝が来たよ!1日の始まりだよ。と知らせてくれる効果があります。

 

朝日を浴びることで脳は体内時計をリセットし、また1日のリズムを作っていきます。

 

そのため、就寝ギリギリまでスマホやPCを触っているとその強い光で脳が朝だと勘違いしてしまう場合があります。

 

就寝前のスマホやPCなど強い光は控えましょう。

 

体内時計をリセットし、気持ちをしゃきとするためにも日光はとても大切で、冬季の日照時間が少ない国ではうつ病や気分障害、不眠の発症確率が上がると言われるのはこのためです。

 

朝起きて、カーテンを開けて朝日を浴びる習慣を身につけましょう。

 

 

 

3・ジャンクフードをつい食べる習慣をやめる

ジャンクフードとはインスタント食品やファストフード、清涼飲料水、お菓子、スナック菓子、菓子パン、ラーメン、チョコ、など高カロリー、高塩分ですが、ビタミンやミネラル、食物繊維など微量栄養素がほとんど含まれない低栄養素な食べ物のことです。

 

忙しいから時間がないから、面倒だからついジャンクフードでご飯を済ませてしまってませんか?

 

ジャンクフードは栄養素が少ないだけでなく、食品添加物や脂質なども高く腸内環境を悪化させる原因になります。

 

腸は「第二の脳」と呼ばれるほど、大切な臓器であり、脳やメンタルとも非常に深いかかわりがあります。

 

人の殻に安心感やリラックス、幸福感などをもたらす『セロトニン(別名幸せホルモン)』もそのほとんどを腸内で作っています。

 

腸内環境が悪いとセロトニンが十分に作られずイライラや不安感の原因になります。

 

手軽に安く買えておなかもいっぱいに満たされるので、つい食べてしまいますが、そのつい食べてしまう習慣を改善していきましょう!

 

 

 

4・朝ご飯のスキップをやめる。朝からお味噌汁を飲む

お朝からお味噌汁を飲む習慣を身につけましょう!

お味噌汁を摂ることで眠りを促すホルモン「メラトニン」の分泌が高まり、夜の睡眠の質が高くなります。

その時のポイントは「朝」食べることです。

前述したセロトニンを材料に催眠物質「メラトニン」が作られます。

 

その時間はなんと約16時間もかかるといわれています。

 

朝から温かいお味噌汁を飲んで、夜の睡眠の質を高めましょう!

 

時間のない方、面倒な方はインスタントの味噌汁でも大丈夫ですよ。

 

朝から温かいお味噌汁を飲んでリラックスし、良い睡眠をとって、気持ちを高めましょう。

 

 

5・ネガティブ思考をし始めたら考えることをやめる

生きていると楽しい事、悲しい事、ツラい事、いらいらする事など色んな事があると思います。

 

その度に気分も気持ちもテンションも上がったり、落ちたりしますよね。

 

特に落ち込んだ感情をいつまでも引きずってしまうと気持ちも落ち込み、体もどんどん不調になっていきます。

 

まず落ち込むと事まで落ち込んでみるのも一つだと思います。

 

とことん凹んで、落ち込んで…そしたら後は上がるしかないですからね。

 

それでも改善しないときは一度何で落ち込んでいるのかノートに書きだしてみましょう。

 

自分の今のネガティブな感情をノートや紙に書き出してみましょう。

 

そうすることで今自分が何に対してネガティブな感情になっているのかを冷静に分析でき、整理でき、理解し、納得しやすくなります。

 

脳は納得することで安心してネガティブな感情を緩和することができます。

 

はじめは殴り書きでも構わないので、今の自分の思いの丈を書き出してみましょう。

 

 

 

6・笑顔のない日々はダメ。無理にでも笑う

最近心の底から笑えてないな…という方もいらっしゃると思います。

 

そんなあなたも大丈夫です。

 

脳は賢い部分だけでなく、必ずしも「楽しいから笑っている」のではなく、「笑っているから、楽しいんだ。」と錯覚しる単純な部分があります。

 

そのため心の底から笑っていなくても、口角を上げ、目じりにしわができる作り笑顔で脳が前向きな状態に変わり、やる気が出るという研究結果も出ています。

 

朝起きて、顔を洗うついでに鏡を見ながら口角をニッとあげて、目じりにしわを作って笑ってみましょう。

 

朝から少し幸せな気持ちになりますよ。

 

 

7・そもそもみんな頑張りすぎ。頑張らない

うつ病や気分の低下は真面目で頑張り屋さんで、責任感の強い方に多いと言われます。

 

他人から見たら明らかに無理しすぎているのに、本人にはその自覚が全くありません。

 

ですが、本人も気付かないうちにストレス等が溜まり続けて、ある日突然、プツンと糸が切れてしまった状態に陥ります。

 

頑張ることや完璧主義な事、まじめで一生懸命なことは本当に人として素晴らしいですし、尊敬することです。

 

ただ、それで体調を崩してしまっては元も子もないです。

 

体は体調が崩れる前に何かしらのサインを出してくれます。

 

例えば最近眠れないや朝になっても疲れが取れていない、毎日だるい、気分が上がらないなどささいな変化でも今までと違えば、それは体からのサインです。

 

そんな時はもうひと頑張り、まだ出来る!と思わずに、思い切って休んだり、いったん頑張るのをやめてみて下さい。

 

そういった体の不調が改善すれば、またもとのように頑張ってみましょう。

 

体からのサインを見逃さず、不調が出れば頑張らない。

 

これもとても大切なことです。

 

まとめ・中医学的【春の養生法】

・行動もメンタルも言動も服装もゆったり。

・イライラし過ぎるのは禁物!ストレスはこまめに発散して、受け流す。

・肌荒れ、イライラにはふきのとうやたけのこなど春の苦味のある野菜を少し食べましょう!

・酸味は少な目、自然な甘みを多めがオススメ。

・遅く寝ても早く起きる

・伸びやストレッチ、頭モミモミして体を緩めましょう!

 

 

 

いかがでしょうか?

ついついやってしまって、無理をして、心身共に参ってしまっている方いませんか?

春は服装もメンタルもゆるく、心身共に伸び伸びとさせてあげましょう。

冬に遊べなかった分!などといって予定や行事を詰め込み過ぎて、身体をバテさせるとメンタルへの悪影響にも繋がります。

無理はせず、伸び伸び自由に過ごしましょう!

 

 

CoCo美漢方 田中の 12か月のおいしい漢方 田中友也・著 扶桑社・刊 1,300円+税

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日々の食材や養生で身体を元気に、健康にしたい方はぜひ!

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