知らないと赤っ恥!ご飯の「正しいよそい方」とは?基本すぎる3つの食事マナー

2020.05.17 WORK

食事のときに何気なくやっていること。もしかしたら、その方法は顰蹙のもとかも⁉ 今回は和食のマナーの基本をおさらいしましょう。

 

問題1:お茶碗に、ご飯をどうやってよそう?

A.1度でこんもり山のようによそう
B.2、3回にわけて、7分目までよそう
C.1度で茶碗の半分までよそう

 

正解 B.2、3回にわけて、お茶碗の7分目までよそって

ご飯を山のようによそううのは行儀が悪いし、見ためもよくありません。
また、仏壇に供える御飯は1度によそうもの。そのため、お茶碗に1度でご飯をよそうのは嫌う人も多いです。
ご飯は2、3回にわけて、お茶碗の7分目までよそいましょう。多くても8分目を目安にしてください。
ご飯は“盛る”でも“つぐ”でもなく、“よそう”です。よそうは漢字で「装う」「粧う」と書きます。
そして、装う・粧うには美しく整えるという意味があります。
ご飯はお茶碗の7~8分目が美しくて品がいいです。
1回目を多めに、2回目は少なめに、3回目はより少なくすると適量をバランスよくよそることができます。中央を少しだけ高めに整えると、なおのことご飯がおいしそうに見えます。

※「よそう」は「よそる」とも表現します。「装う」と「盛る」が混合してできた語(小学館・大辞典より引用)100年以上日本では使用されている語として定着していますが、本稿では、より正確性を期して「よそう」と表記しました。

出典>>知らないと赤っ恥!ご飯の「正しいよそい方」とは?【オトナの常識#20】

 

問題2:箸と器、先に持つのはどっち?

A.箸を先に持ち上げる
B.器を先に持ち上げる
C.器の位置によって変える

 

正解 C.器が右側にある場合は器、左側にある場合は箸を先に

基本的には箸を先に取り上げ、それから器を左手で取ります。
ただし、器が自分の右側にある場合、先に右手で箸を取ると器が持ちにくくなります。
器が右側にある場合は器から先に。まず両手で器を持ち上げて左手のひらにのせ、左手の親指を器の縁にかけます。器を左手のひらにのせたまま、箸の頭を右手で取り、箸の中ほどを左手の薬指と中指、または小指と薬指の間にはさみます。そして箸の先のほうへ右手をすべらせて持ち、箸をはさんでいた左手を離します。
両手で箸と器を同時に取り上げる「もろおこし」はガサツに見えます。淑女なら、やってはいけません。

出典>>知らないと恥ずかしい!箸と器、先に持つのはどっち? 【オトナの常識#27】

 

問題3:お椀やお重の蓋はどうやって置く?

A.裏に返し、内側を上にして置く
B.裏に返さず、表面を上にして置く
C.塗りの蓋は返さず、濡れた蓋は返して置く

 

正解 C.塗りの蓋は返さずに表面を上にして置き、内側が水滴で濡れた蓋は裏に返して置く

基本は「塗り蓋は返さず、濡れ蓋は返す」と覚えておきましょう。

つまり、漆塗りの蓋は返さず、表面を上にして器の脇に置きます。”塗り蓋”を返して置くと、座卓やテーブルで塗りが傷ついてしまう可能性がありますので注意しましょう。

汁ものなど蓋の内側に水滴がついた”濡れ蓋”は、水滴でテーブルなどを汚さないために裏に返し、内側を上にしておきます。

ちなみに、塗り蓋と濡れ蓋は濡れ蓋が優先です。塗り蓋も内側が濡れている場合は返しておきまましょう。

食べ終わったら蓋を重ねたり裏返したりせずに器の上に置き、料理がでたときの状態に戻します。蓋を閉めて器を少しずらすと「食べ終わった」というサインになります。

出典>>上品な女性はこうしていた!お椀の蓋の正しい置き方【オトナの常識42】

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