「私、もう子どもが産めない…?」46歳が見舞われた意外な展開とは【100人の更年期#36】

2020.05.31 WELLNESS

一般に、閉経の前後5年を更年期と呼びます。日本人の閉経の平均年齢は50歳なので、45-55歳の世代は更年期に当たる人が多いもの。身体の不調に苦しみ「更年期障害」の状態に至る人もいます。

私ってもう更年期なの?みんなはどうなの?

オトナサローネは同世代の女性100人がいまどのような更年期を迎えているのか、そのあり方を取材しています。(ご本人の年齢や各種の数値は取材時点のものです)

【100人の更年期#36】

お話を伺った方

キョウコ・オリバーさん/47歳。アメリカ在住。アメリカ人の夫と、2人の子どもと4人家族。広報の経験を生かし、執筆やバイイングなどの仕事をしている。

 

 

 

「検診で検体がとれない」それってどういうことなの?

若いころから、卵巣にトラブルを抱えています。

 

体をあたためるために、漢方も飲み続けていますし、定期的にヨガなど運動をしたりと婦人科系にはとくに気をつけた生活をしています。

 

しかも36歳ごろからずっと生理不順。3、4カ月に1度くらい生理がくる、そんな感じでした。ちなみに更年期症状らしい不調はあまり感じてはいません。

 

ずっと米国住まいですが、46歳の婦人科検診で検体をとるときに、2度やっても“検体がとれない”と言われたんです。

 

やるたびに激痛だし、こんなことは未経験。最終的にはとれて、検診にまわせ、異常はなかったのですが、気になるのは自分の子宮の状態。もしや内部がドライになってしまって、検体が取れなかったんじゃないか?とにらんで、ホルモン検査をしてみようと思い立ちました。

 

ホルモン検査をしてみたら…私まだ46歳なのに?

婦人科でホルモン検査をしてみると、卵巣が機能しているかどうかのF S H(卵胞刺激ホルモン)値が100くらい。機能している場合は20〜40の間の値なんですって。この場合は……?

 

「うん、閉経だね! もう避妊しなくてもいいからいいじゃない?」

 

と黒人のおしゃれドクターに、にこやかに宣告されたんです。

 

あまりに急な幕引き。え!そんな!ショックはあまりに大きかったです。閉経年齢は45〜55歳くらいまでと、幅があることも説明され、決して早すぎるわけではないことも理解しました。けれど……。

 

子どもたちはもう大きくなっているし、年齢的にも子どもを産むつもりはなくても、生殖機能が私にはもうないんだという通告。

 

みんな生理がなくなるから楽でいいって言ったりしますよね。たしかに、楽は楽なんですが、自分より3歳くらい年下の知り合いが、子ども産んだなんて話を聞くとやっぱり、ショックを受けますよね。

 

私よりもショックを受けていた夫。その理由を聞いてみると

 

この結果を夫にも報告しました。すると、「まじで!」とショックを隠せない様子で、黙り込んでしまったのです。意外な反応に逆にびっくり。え、ショックなのはこっちなんですけど!

 

よくいう、奥さんが“女じゃなくなっちゃうような気がしてショック?”なのかと思い、50代の先輩の友達にもだんなさんたちの反応を聞いたりしました。でもやはり夫に直接聞くべきと思い、驚いた理由を改めて聞いてみることにしました。

 

「子どもたちはまだ小中学生だし、もう僕はそういう歳になってしまったのか! と思うとショックだったんだ」

 

よくよく聞いてみると、彼には、奥さんがそうなるころは、子どもたちも大学生くらいになっていて、自分の人生も第2ステージに入っているというイメージがあったんだそう。

 

でも、実生活ではまだ子どもも小さいし、将来のこととか我が身を振り返って、愕然としてしまったんだということがわかりました。

 

ところが急展開。ホルモンにはよくわからない何かがある

 

そんな急な閉経宣告をされてから、一時日本に帰国することがありました。

 

いつもまとめて漢方を処方してもらっている先生に報告と相談。いままでは、冬虫夏草や三七人参など体をあたため、免疫力にフォーカスした処方にしていたのですが、そこへ動物系の漢方を足そうと言われ、“蜂の子”をプラスすることに。

 

耳鳴りにいいらしいのですが、更年期と何か関係があるのか? と気になりながらも、飲み始めました。

 

それから2カ月ほど経ったころ、出血が! もう生理はこないって言われていたので不正出血? と心配になりましたが、きっちり7日間あるし、これはまるで生理。

 

あの閉経宣告した医師に知らせようと受診すると、あっさり「これは生理だね!」…… 閉経だとずばり宣告したのだから、ちゃんとした見解をもらいたいところですよね。

 

「きみは日本に帰っていたんでしょ? あるとすれば、イソフラボンたくさん食べた?」

 

……日本にいなくても、豆腐や豆は食べているし。と反論する気も失せ、あと1つ変わったことは漢方の処方を変えたことも伝えてみましたが、的を射た答えはもらえず、生理再開という不思議な結果になりました。

 

アメリカでは漢方は“Integral Medicine”=統合医療の中のひとつとされていて、西洋医学だけでなく、東洋医学や代替医療などもあわせて症状を緩和させるためのもの、として受け入れられてはいます。ただ、医師の受け止め方にかなり差があるという感じです。どちらかというと統合医療が受けられるところはまだまだとても少ないみたい。

 

この医師からは、“骨粗しょう症には気をつけて”というアドバイスだけはもらったので、そこは気をつけますが……。

個人的には、蜂ってすごくパワーを秘めている昆虫だと思っているので、何かしら影響があったのかなという気はしています。それにしても、女性ホルモンは不思議です。

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この記事を書いたのは
フリーランス編集者 田中希

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