
「やきべる」ではない!「焼べる」の読み方、知っていますか?
身近に目にする漢字であっても見慣れない送り仮名がつくことで「え、なんて読むの?」と戸惑ってしまうことがあります。
そこで本記事では、意外と読めない漢字のクイズを出題します。
本記事でご紹介するのは「焼べる」。この正しい読み方はどこかで耳にしたことがあるはずですが、馴染みのある「焼く」や「焼却」とは全く異なるので苦戦する人もいるかもしれません。
「焼べる」の読み方は?
「焼く」や「焼却」の読みから「やきべる」「しょうべる」と読むのは間違いです。
「焼べる」は「焼」の漢字が表す通り、
燃やすために火の中に入れる。
出典元:小学館 デジタル大辞泉
を意味します。
焚き火の経験がある人であれば「焼べる」の読みを聞いたことがあるはずですよ。
正解は…
正解は「くべる」です。
なお「焚き火」の「焚」を用いて「焚べる」と書くこともあるようです。しかしそれぞれの読みを調べてみると、「焼」には
音読み ショウ
訓読み や(く)・や(ける)(常用外)く(べる)出典元:焼|漢字一字|漢字ペディア
とあるように「くべる」がありますが、
「焚」は
音読み フン
訓読み や(く)・た(く)出典元:焚|漢字一字|漢字ペディア
で、「くべる」の読みはありません。私のパソコンの自動変換は「くべる」と打つと「焼べる」も「焚べる」も出ますが、意味は「焼べる」だけで表記されています。「焚べる(くべる)」は当て字のようです。
では「燻べる」は?
では、火を表す「火(ひへん)」の漢字の一つ「燻べる」はなんと読むでしょうか。「燻製(くんせい)」や「燻す(いぶす)」などでおなじみの「燻」ですが「くんべる」や「いぶべる」ではもちろんありません。
ちなみに「燻べる」の意味は
〇〇べる
1 くすぶらせる。いぶす。
2 《相手に煙たい思いをさせる意から》責めたてる。また、嫉妬(しっと)する。〇〇べる
1 煙がたくさん出るように燃やす。いぶす。くすべる。
2 煙にあててすすで黒くする。いぶしをかける。いぶす。
3 嫉妬(しっと)する。やきもちをやく。
4 煙にあてて苦しめる。また、責める。出典元:小学館 デジタル大辞泉
です。
正解は「くすべる」または「ふすべる」です。
現代では薪を「焼べる」ような機会が少ないので、「焼べる」も「焚べる」も、また「燻べる」もあまり身近な言葉ではありません。でもご紹介した「焼べる」のように、どこかで一度は聞いたことがある言葉の漢字を調べてみると面白いですよ。
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