「ぐに」ではありません!「具に」の正しい読み方は?日本語クイズ3
普段とは全く違う読み方に戸惑った人は多いのではないでしょうか。漢字にはさまざまな読み方がありますから、時に読み間違えてしまうことも。ただ、読み間違いってなかなか恥ずかしいんですよね・・・。
そこで本記事では、意外と読めない漢字のクイズを出題します!
その1:「具に」の正しい読み方、知っていますか?
「具」という漢字から「ぐに」と読んだ人も多いのではないでしょうか。もちろん「味噌汁の具に〜」などを表す場合には「具(ぐ)」という読み方で間違いありません。しかし「具に説明せよ」などの文脈では「具(ぐ)」と読むことはできません。正解はコチラです!
「つぶさに」です。
1 細かくて、詳しいさま。詳細に
2 すべてをもれなく。ことごとく引用元:小学館 デジタル大辞泉
を意味しますが、現代では「詳細に」などの言葉に置き換えることができるため、あまり「つぶさに」という表現を見かける機会はないかもしれません。
「具」という言葉には、
「具・備(つぶさ)」
① すべてそなわっているさま。もれなくそろっているさま。完全なさま
② こまかくくわしいさま。つまびらかなさま引用元:精選版 日本国語大辞典
という意味があります。
「具」に表される「必要なものが備わっている」という意味にちなんで、「家具」や「道具」という言葉は
- 家に備えておくもの→「家具」
- 作業に必要なもの→「道具」
という成り立ちなのだとか。
出典>>「ぐに」ではありません!「具に」の正しい読み方、知っていますか?
その2:「過る」の正しい読み方、知っていますか?
「過る」と書かれていた場合、大半の人が「すぎる」と読むのではないでしょうか。そう読んでも意味は通じると思いますが、「すぎる」と読む場合には「過”ぎ”る」と表すのがベターです。
では、「過る」はなんと読むのでしょうか。
正解はこちらです!
「よぎる」です。
1 前を横切る。通りすぎる。
2 途中で立ち寄る。
3 避ける。よける。引用元:小学館 デジタル大辞泉
という意味があります。
出典>>「すぎる」以外の読み方を知っていますか?「過る」は一体なんと読む?
その3:「懇ろ」の正しい読み方、知っていますか?
「〜ろ」の送り仮名から推測して、「おもむろ」「むしろ」などと読んだ人も少なくないはず。しかし「おもむろ」も「むしろ」も間違いです。
正解はこちら!
正解は「ねんごろ」です。
「懇ろ」とは
【形容動詞】
1 心がこもっているさま。親身であるさま。
2 親しいさま。特に、男女の仲が親密であるさま。【名詞】
1 親密になること。
2 男女が情を通じること。
3 男色関係を持つこと。引用元:小学館 デジタル大辞泉
という意味があります。
「懇ろなもてなしを受けた」「懇ろに弔った」などと使えば、心がこもっていること、親身であることを表すことができます。しかし「懇ろ」には「男女の仲が親密な様」を表す意味もあるため、誤解を招かないようにするためにも、恋愛関係ではない男女に使うのはおすすめしません。
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