【クイズ】ワリカンって何の略だか言える?意外に知らない! 日本語クイズ3問
意外と本当の意味を知らない略語の数々。今回は、特によく使われている略語を集めました。
第1問:ワリカンって何の略?
答えは「割前勘定」です。
割勘(ワリカン)は割前勘定を略した言葉で、費用を各自が均等に分担すること、各自が自分の勘定を払うことを意味します。
この方法を最初に採用したのは、江戸時代の戯作者・山東京伝だと言われています。京伝は友人との飲み会で、頭数で代金を計算していたそうで、当時は「京伝勘定」とも呼ばれたとも。そのため、日本ではこのころからワリカンの習慣が始まったと考えられます。
世界的にみると、ワリカンという考え方が存在しなかったり、ワリカンに相当する言葉がないことも珍しくありません。ごちそうしたり、されたり、という行為のほうが多いためです。日本では食事のあとなどに1人分の支払い額を計算する風景がよく見られます。ですから、「食事のあと計算をしていれば日本人だ」というジョークが流布している国もあるとか。
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第2問:オワコンって何の略?
答えは「終わったコンテンツ」です。
オワコンは「終わコン」、つまり「終わったコンテンツとも)の略です。はやっていたけれども、ユーザーから飽きられて見向きもされなくなってしまったような、流行おくれのコンテンツやサービスを指す言葉で、インターネットスラングでしたが、現在は普段の会話でも使われることがあります。
「オワコン」という言葉がインターネット上に出現、広まったのは2010年ごろとされ、2011年12月にはにインターネットサイトの「ガジェット通信」が主催するネット流行語大賞の5位にランクイン。同じ月には大修館書店主催「『もっと明鏡』大賞 みんなで作ろう国語辞典!」の中高生が辞書に載せたい日常語、最優秀作品10語にも選ばれました(ここでは「おわコン」の表記)。
言葉が浸透する一方で、出現から10年ほどが経ち、「オワコン」という言葉がすでに死語に近いという指摘もあります。また、「終わりそうなコンテンツ」「終わってほしいコンテンツ」のことを指し、煽り言葉に転用される機会が増えているとの見方も。
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第3問:インフラって何の略?
答えは「インフラストラクチャー」です。
「インフラ」は「インフラストラクチャー(infrastructure)」の略で、もともと「下部構造」という意味を持つ言葉です。ここから「産業や生活の基盤として整備される施設」をさすようになりました。
インフラには、道路、港湾、鉄道、空港。あるいは工業用水といった産業基盤となる施設、さらに住宅、環境衛生、上・下水道、公園、学校などの生活基盤となる施設が含まれます。また、病院、福祉施設などの厚生福祉施設や情報通信網などもインフラとされています。
インフラはいずれもそれが存在しないとみんなが困るようなものです。ですから、災害などでインフラが遮断され、停電、断水などが起こると生活に支障をきたします。日本のインフラは高度経済成長期に造られたものが多く、老朽化が進んでいます。新しくしなくてはなりませんが、維持にもそれなりの経費がかかるため、すぐに取り換えるというわけにはいかず、国や自治体は苦慮しています。
また、インフラには地域差があります。たとえば日本でもかつては上下水道が整備されている地域とそうでない地域がありましたし、世界的に見てもそうした基盤が整っていない途上国もあります。また、鉄道など交通インフラが発展していない地域もめずらしくありません。
通信インフラなど、インフラの種類はどんどん増加していますが、すべてが等しく整備されるためには、費用をはじめとして、かなりの労苦を要するでしょう。
なお、インフラの歴史を振り返ると、その起源は古代メソポタミアにあった最古の図書館、ダム、トンネルにあるといわれています。また、古代ローマの水道や街道はいまもその姿をとどめています。
人間の歴史とともに長く続き、これからも発展するであろうインフラ。そうしたものがあたりまえにあることのありがたさを、今一度たしかめてみるのもよいかもしれませんね。
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