知らないと恥をかく! 「親の葬儀」のお布施イマドキの相場

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葬儀の際に寺院に包むお布施。「お気持ちで」と言われても、まったく見当がつかないですよね。今時の相場とは?

 

 親の生前にしておきたい3つのコト

日本で行われる葬儀の8割が仏式です。通夜や葬儀に僧侶が出席して故人の供養をし、戒名を授かる。その御礼としてお寺に包むのが「お布施」です。

 

お布施に相当するものとして、神道なら「御礼」や「御祭祀料」を神官に、キリスト教の場合は「御礼」を神父や牧師にお包みします。無宗教式の場合はこうした御礼は発生しません。

 

お布施で悩む人のほとんどが、菩提寺がある(特定のお寺の檀家になっている)ケース。菩提寺がない場合は、葬儀社が寺院を手配してくれます。この場合は、規定の料金が明記されていますのでお布施の額で悩む必要はありません。

 

実家に菩提寺があるかどうか。そもそも仏教なのか。把握していない人もいるかもしれません。親にもしもの事があってからでは、確認できなくなってしまいますので、帰省した時などにさらりと親に確認しておくと安心です。

 

 

親が元気なうちにしておきたいこと3つ

①親(自分の家)の宗教を確認する

②仏教の場合、菩提寺の有無を確認する

③菩提寺がある場合、そのお寺のお布施の目安をリサーチする

 

お布施の全国平均は44万6000円

日本消費者協会のアンケート調査結果(2014年)によると、葬儀の際のお布施の全国平均額は44万6000円。この金額には、通夜と葬儀の際の供養と戒名が含まれています。ただし、平均値だけで推し量れないのがお布施。以下のように、ケースバイケースで包む額が変わってくるんですね。

 

①地域によって相場が異なる

お布施の平均額には地域差があり、中部地区は60万円と高め。北海道の約2倍包んでいる計算になります。

 

<地域別 お布施の相場>

北海道 31万

東北 49万

関東 50万

中部 60万

近畿 48万

中国 33万

四国 32万

九州 34万

 

②寺院によって目安が異なる

地域での相場と同じくらい幅があるのが、寺院や「寺院とのお付き合い」による値段の開き。寺院によっては地域の相場よりお布施の額が高めだったり、家が檀家総代などを務めていると多めに包む傾向にあります。菩提寺がある場合は、まずは親にお寺との関係性を確認。親がお布施の目安などを把握していない場合は、直接寺院に聞いて差し支えありません。寺院側が「お気持ちで」と言葉を濁した場合は、地元密着型の葬儀社や親戚・知人などに聞いてみましょう。

 

③戒名の位によって価格が異なる

戒名とは、仏の弟子になったとして授けられる名前。実は、戒名の位によってお布施の金額が異なってきます。

 

一般的な「信士・信女」なら30万円が目安。居士・大姉」なら50~60万円、「院信士・院信女」ならもっと、最高位の「院居士・院大姉」なら100万円以上が相場のようです。この金額には通夜や葬儀での供養も含まれています。

 

また、地域によっては、「本家がいただいている戒名より、分家は上の戒名をもらってはいけない」などの決まり事がある事も。帰省した時などに、親に地元の流儀や●●家での決まり事などをさりげなく聞いておくといいかもしれません。

 

④一日葬、直葬などでは目安が異なる

通夜と葬儀を同じ日に続けて行う一日葬や葬儀を行わず火葬場で短時間供養をしてもらう直葬の場合、通夜と葬儀を2日間に分けて行う場合よりも少なく包んでいる人がほとんど。

 

ただし、単純計算で「1日葬だから2日に分ける場合の半額」とはならないこともあるようです。葬儀社に寺院を手配してもらう場合は金額が明示されていますが、菩提寺がある場合は事前に確認を。

 

菩提寺に事前連絡をした我が家の場合

さて、以下は真冬に父の葬儀を出した我が家の場合。入院中の父の容態が上向いた際、「今すぐに必要ではないけれど」と葬儀の見積もりを取りました。参列予定者のほとんどが70代後半から80代の親類のため、通夜と葬儀で2日間もお越しいただくのは大変だと思い、両方を同じ日に続けて行う1日葬で考えていたら…。

 

葬儀社の営業マンが「お客様の場合、菩提寺が決まっているのでお寺さんがなんとおっしゃるかですね」

 

なんと! 寺院にお伺いを立てないといけないの?「お布施の目安が知りたい」という私に、「1日葬が可能かどうかも含めて、お寺へ事前確認したほうがいいですよ」と葬儀社。

 

さっそくお寺へ電話。応対してくれた若い副住職は「自分には決定権がなく、通夜・葬儀を二日間に分けて行う場合の目安しかわからない」としたうえで「通夜と葬儀(&信士の戒名)で40万円」という数字をあげてきました。その2日後。容態が上向きつつあった父が急変し、息を引き取りました。「当分必要ない」と思っていた葬儀を、ただちに出すことになったのです。

 

都内で一日葬のお布施で30万円

臨終の翌日、葬儀社と詳しいプラン内容を詰め、葬儀の日程もフィックス。残すは寺院への連絡のみ。まずは、葬儀社の営業マンが寺院に電話をかけます。

 

「というわけで、ご家族様は1日葬をご希望で・・・」

 

電話の向こうにいるのは責任者である住職。しばしのやり取りの後、葬儀社の営業マンが「ご住職がお客様と直接お話しされたいそうです」。電話を替わってみると…。

 

「当院では一日葬ではなくて、ご家族には通夜・葬儀と二日間でご供養をしていただいています。お父様をきちんと送ってあげないと」と住職。そう言われてもこちらにも事情があるわけで…。なんとなくではありますが、寺院としては一日葬にすることでお布施の金額が減ってしまうことも気になっている感じです。

 

しばしやり取りを続け、最終的に配偶者である高齢の母を二日も出席させるのは困難であること、決してお布施の額が問題ではないことなどをこちらが返したところで、住職も合意。気になるお布施の額は「1日で30万円でどうでしょう?」と提示されました。

 

あくまでも提示なので、この金額を包むか包まないかは喪主が判断するんだなと感じました。我が家の場合、菩提寺とはかなり率直なやり取りをしたわけですが、東京ならではのケースのような気もします。菩提寺に相談する場合、地域性やお寺との関係性をふまえた上で落としどころを探るのがよさそうです。

 

菩提寺がない場合は、葬儀社に相談

 

菩提寺が決まっていない場合で、仏式の葬儀を出したい場合は葬儀社に相談。定額のお布施で寺院を手配してくれるところが増えています。また、寺院の手配込みの葬儀プランを設定してある葬儀社もあります。

 

葬儀社に寺院の手配を頼む場合、戒名の位もぜひ確認を。希望の位がある場合はいくらになるのかを聞いてください(多くの場合、プラン料金で提示されているのは信士・信女の金額)。

 

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