【実話】若見えしたばっかりに!年下男子からのまさかの仕打ち【しくじり恋愛#2】

 

40代に入り、「早く結婚したい!」と焦りばかり募っていた40代独女。

いい出会いに恵まれましたが、問題はその後。

良きパートナーと思っていた男性のいろいろな姿から生まれた不安や悩みは、いつしか女性の結婚願望まで変えてしまいます。

彼女は何を悩み、またどう進んでいったのか、ご紹介します。

前編はこちら

 

新しく知り合った独身の男性

 

それから、彼とはジムで会っても遠くから頭を下げる程度になり、LINEも電話もいっさい鳴らなくなりました。

それを寂しく思う反面、

「だって、バツイチで子供がいる男性とじゃ、私の理想の交際はできないもの」

とA子さんは自分の決断について納得していました。

また、“誠実でまともな男性に好かれた自分”に対する自信もどこかで持っていて、「次がある」ことを信じていたそうです。

そして、実際に新しい出会いが訪れます。

それは取引先で新しく自分の歯科医院の担当になった男性で、

「A子さん、今日もきれいですね」

といつも笑顔で声をかけてくれる姿に少しずつ惹かれていきました。

男性のほうから食事に誘ってくれて、こっそりとLINEのIDを交換してやり取りがはじまりましたが、

「俺はずっと仕事一本でやってきたから、結婚できなかったんだ」

と軽快に話すところもA子さんにとって“安心要素”だったそうです。

「とりあえずバツイチじゃなくてよかった、ってそればかり思ってしまって」

A子さんは、そのときの自分を振り返って苦い表情を作ります。

もちろん子供もいないし、収入は自分より高くて休みなどもしっかりある。取引先だからこそ“情報”は多く、A子さんは

「あのとき彼と付き合わなくてよかった。

やっぱりいい出会いがあった」

と浮かれていました。

 

年齢でダメ出しされる“自分の現実“

この男性とふたりで食事に行くようになり、休日はドライブデートにも誘われて、A子さんはいつ彼から告白されるか、ドキドキして待っていたといいます。

そんな期待が裏切られたのは、ランチデートを楽しんでいたとき。

「そういえば、A子さんはまだ40歳にもなってないよね?

どうしてずっと未婚で通したの?

やっぱり仕事に尽くしていたから?」

男性が何気ない様子で尋ねました。

「ううん、私42歳だよ。

確かに仕事が大好きであまり恋愛を意識してこなかったけど、今はこんな時間を過ごせるし、後悔はしていないかな」

「実年齢より若く見える自分」を知り、それがうれしくてA子さんはそのまま真実を返します。

すると、男性は

「え、42歳なの?

そうなんだ」

と年齢のことにしか触れず会話は終わり、それから「少しずつ態度がよそよそしくなった」そうです。

男性からの連絡は減っていき、歯科医院に来ても愛想笑いで済ませてろくに会話もしない様子を見て、Aさんは自分の何がいけなかったのか必死に考えます。

でも、思い当たるのは「男性のテンションが下がった自分の年齢を告げた場面」、

「まさか、42歳がいけなかったの!?」

とA子さんはパニックになります。

“あの彼は私の年齢なんてまったく気にしていなかったのに”

お断りした彼の笑顔が思い浮かび、その焦燥を打ち消したくて、A子さんは男性に

「もし私の年齢が引っかかったのなら、はっきりそう言ってほしい」

とLINEしました。

すぐに男性から返信があり、

「ごめん、正直に言うと35歳くらいかなと思ってた。

40代の女性は恋愛対象にならなくて」

と読んだとき、A子さんは呆然としたそうです。

そのとき、ふたたび胸に浮かんだのは彼。

「彼は私の年齢より、明るいとか何でも話し合おうとしてくれるとか、内面の良さを見てくれていたのね。

だから正直に自分のことを話す気になってくれたんだし、本当に誠実な人だった。

今さらそのことに気がついて」

A子さんは、はじめて“間違った決断”をした自分に気が付きます。

 

「今の自分の覚悟」を知る

取引先の男性のことは「すぐに頭から消え去った」A子さん。

「彼に好かれたからって、おかしな自信を持った私がバカだった」

と何度も繰り返していましたが、その「受け入れられる自分」を伝えてくれた彼こそが、本当に向き合うべき人なのだと思い至ったそうです。

「でも、自分から断った人だし、今さらどの面さげて会いに行けるのかって、相当悩んだの。

それこそ、彼がバツイチで子供がいることとか養育費を払っていることに悩んだときよりずっと苦しかった」

ジムに行けば顔を見ることはできる。

でも、お断りして以来、彼のほうが自分と一緒になるのを避けているようで、いつの間にか通う時間が合わなくなっていることにも今さら気が付きます。

それでも、

「あのとき安易に断ってしまったことを、どうしても謝りたい。

彼の気持ちが変わっていても、もう一度最初からやり直してほしい」

これが自分の今の本音なのだとA子さんは知り、彼が来るだろう日に、ジムで“会えるまで粘った“そうです。

半年ぶりに自分に話しかけるA子さんに彼は驚いたようでしたが、「時間を取ってもらってもいいですか」と言うとOKをくれて、そのまますぐカフェに移動します。

「久しぶりに彼と向き合うと、以前の楽しかった思い出が胸に蘇ってそれだけで懐かしかった」

とA子さんは話していましたが、前と変わらず自分に時間を割いてくれる彼に本当に感謝したといいます。

改めて自分が間違っていたこと、あのとき抱えていた不安、悩み疲れて逃げ出したことを話し、

「ひとりで考えるんじゃなくて、あなたに話せばよかった。

あなたは私を信じて打ち明けてくれたのに」

と、「視線を落とすと震える自分の指が目に入って、泣きそうになりながら」伝えます。

すると、彼はしばらく黙ったのちに

「たぶん、そういうのを悩んでいるだろうなとは思っていました。

でも、僕の現実は変えられないから、それでダメになるならもう本当に仕方ない。

こうして話してくれたことがうれしいです」

と静かに言ってくれたそうです。

「ありがとう」とつぶやく彼を見て、A子さんは

「あのとき、本当に胸が痛かった。

一番苦しかった。

私はこの人を傷つけたんだって思い知ったの。

もう、二度とこんな思いをさせたらいけないって」

と感じます。

彼の言葉に勇気をもらい、A子さんは

「もう一度、やり直してもらえませんか」

と、前とは違う思いをこめて頭を下げました。

 

「やり直す」ことの意味

彼は、A子さんの気持ちを受け入れてくれました。

「断られてすごくつらかった」

「顔を見ると未練ばかり感じるから、ジムに行く時間も変えた」

と彼はつらかった胸の内を話してくれて、A子さんも

「あなたは年齢で私を判断しなかった。

ほかの男性と知り合って、改めてその事実に気がついたの」

と、自分の変化について語ったそうです。

「やり直す」のは、簡単なことではありません。

一度自分でダメにした関係をふたたび良いものにするためには、以前より強い決意が必要で、また繰り返さない覚悟がなければ同じ結末になります。

A子さんは、自分の間違いを知ったとき

「彼の愛情をないがしろにしていた自分、自分で勝手にハードルを上げていた自分に気がついた」

そうで、その後悔が今度こそ彼の気持ちを向き合う覚悟につながりました。

 

 

ふたりは、今は恋人関係となり、幸せなお付き合いを続けています。

面会交流を楽しみにする彼に対して「笑顔で送り出せるようになった」のは、自分との関係と子供とのつながりはまったく別のものであり、どちらも彼にとってはかけがえのない絆なのだとわかったから。

「尊重する」ことの意味を、A子さんは改めて考えるようになったといいます。

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