【浮気実話】「私は自分に素直なだけ!」と開き直った40代独女が失ったもの【浮気でしくじり#1】

2021.01.21 LOVE

交際している彼氏がいても、つい別の男性に気が向いてしまい気がつけば「深い仲」になっている。

一般的に見れば浮気ですが、ある40代独女はそんな自分を「私は自分の気持ちに素直なだけなの」と肯定していました。

それがどんな結末を呼ぶのか、現実を知ったとき40代独女のもとには何が残ったのでしょうか。

みずからの浮気で恋愛をしくじった女性について、お話します。

 

彼氏に困ったことはないけれど

A子さんは45歳。

仕事は小さな会社で販売員として勤めており、実家暮らしのせいか「特に大きな不満のない生活」を送っていました。

家には生活費を入れ、お給料の残りを趣味など自分のために使うA子さんは、料理からサイクリングのサークルなど休日は忙しく動き回っています。

明るい性格で男女関係なくよく話し、初対面の人でもすぐに打ち解けるというA子さんは、男性からも声がかかることが多いので

「正直、彼氏には困ったことがない」

と話します。

気さくな雰囲気が人を呼ぶのか、仲良くしているうちに“自然と“交際に発展するパターンが多いそうです。

そのときも、サークルで知り合ってお付き合いをはじめた男性がいました。

「話が合うし食べ物の好みが似ていて、いろんなお店にふたりで出かけるのが楽しくて」

と話しますが、フットワークが軽く気になったらすぐに行動したいA子さんに対し、彼氏のほうはたまにストップをかけることがあったそう。

「サークルでも会うんだし、たまには休日にひとりで過ごしたいときもある」

と言う彼氏の気持ちは「もちろん尊重するべきだよね」とわかっていて、約束をしない休日はA子さん自身もほかの友人と遊びに行っていました。

そんな感じで半年ほど経ったとき、友人が開いてくれた飲み会でBさんと知り合います。

A子さんはある地方のガラス細工を集めるのが好きでたくさん持っていますが、何気なく出したその話題に大きく反応してくれた男性がBさんでした。

「Bさんの親戚がその地方に住んでいて、それで民芸品とかの話で盛り上がったの」

とA子さんは振り返りますが、こんな出会い方は普段と違っていて新鮮で、Bさんに対して大きな関心を持つようになります。

 

彼氏は「絶対」じゃない

BさんとはすぐにLINEのIDを交換し、それからも仕事や趣味などいろいろな話をするようになりました。

「そのときは後ろめたい気持ちはなかった」A子さんは、彼氏にもBさんについて話し、純粋に知人として関心があることを伝えたそうです。

彼氏と今まで通りのお付き合いを続けながら、部屋で過ごしているときなどはBさんともLINEでやり取りをする。

「旅行とか飛行機のこととか彼氏とはしない話ができて、Bさんがすごく詳しいからたくさん聞きたくなって」

と、A子さんは積極的にメッセージを送り、また盛り上がったときは電話に切り替えて話すなど、ふたりの距離は縮まっていきます。

彼氏に用事があって会えない日曜日、思い切ってBさんをランチに誘うと快くOKをくれ、それからは外で会う時間も増えました。

彼氏との時間が最優先だけど、Bさんと過ごす時間も確保したい。

自然とそう考えるようになったA子さんでしたが、さすがにそれを正面から彼氏に伝えるのは気が引けて、「友人と食事に行ってくる」と“ギリギリ嘘じゃない言い訳”で切り抜け、Bさんと会っていたといいます。

「私は彼氏がいるって最初に伝えていたし、変な関係にはならないだろうって思っていたの。

でも、会っているうちに彼氏よりBさんといるほうが楽しいと思えてきて、もう少し仲良くなりたいなぁって……」

と、彼氏に隠れて別の男性と会う自分への葛藤を抱えるA子さんでしたが、Bさんの

「俺はいつでも大丈夫だから、また声をかけてね」

という“彼氏からは出ない言葉”が決定打になります。

 

彼氏へのストレス

「そうだ、Bさんとは浮気じゃない。

ただ会いたいし向こうもOKしてくれるから、時間を作るだけ。

別に彼氏が絶対ってわけじゃないよね」

そう結論づけたA子さんは、Bさんと会う自分に悩まなくなったそうです。

彼氏には“友人に会う”とだけ言っても特に疑われることはないし、休日は彼氏と数時間デートした後でBさんとお茶をするような過ごし方でも、特に罪悪感はありません。

「彼氏のことはもちろん好きだしベッドでの時間も楽しむけれど、それとBさんに会うのは別」

A子さんは、自分なりにうまく割り切っていたそうですが、そうはいかないのが彼氏でした。

以前より明らかに減ったデートの時間、「友人」とだけ口にして具体的な名前が挙がらない誰か、LINEの返事も遅れるのが多くなったこと、そういう不満をA子さんはある日ぶつけられます。

「私の浮気を疑っているのがありありで、頭にきたの。

自分だって『ひとりでいたい』って私を放置するくせに、その間私が誰と会おうと文句は言えないよね」

そんな彼氏に怒りを覚えたA子さんは、ストレスを抱えたままBさんに会いに行き、一緒にお酒を飲んだその夜、ついにホテルに入ってしまいました。

「割り切った関係」の先に待っていたものは?

後編はこちら

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