時間に追われるのではなく自分で時間をコントロールしよう【ADHD女子#18】

じっとしているのが苦手、集中が続かない、衝動的に行動してしまう…ADHDと診断されていなくても、このような特性をかかえることで「生きにくさ」を感じている人は多くいます。今回は、臨床心理士による著作「ADHD脳で困っている私がしあわせになる方法」から、「ツライ」を「楽」に変えるヒントをお送りします。【ADHD女子#18】

いくつあてはまる?ありがちな時間管理の失敗

「時間管理がうまくできない」 というのはADHDの人にありがちですが、

そのパターンは1つではありません。 たとえば

●いつも締め切りギリギリか、 遅れてしまう。

●やらなくてはいけないと知っているのに手をつけられない。

●やり始めたけれど到底間に合わないので挫折する。

●約束の日時を忘れたり、 まちがえたりしてしまう。

●やることが多すぎると感じてパニックになる。

●寝るのが遅くなるなど生活リズムが乱れている。

●本来すべきことの途中で、 全然違うことをしてしまう。

●5分休憩のつもりが気づけば30分たっている。

などなど。 残念ながら 「これ全部、 身に覚えがある!」 という人もいると思います。

だいじょうぶ、 私もそう。 読者の多くもそう。

 

ではどうしてこのようなことが起きるのでしょう。

さまざまな要因があるのですが、 代表的なものはこんな感じ。

●計画の立て方が不正確。 計画が実際に即していない。

●時間の見積もりが甘い。 必要な作業時間がわかっていない。

●先延ばしグセがある。 せっぱ詰まらないとやる気が出ない。

●本筋よりも枝葉が気になっているうちに迷子になる。

●完璧主義で、 納得できるまで提出したくないと思いがち。

●根性論ややる気で 「なんとかなります」 と言ってしまう。

●時間感覚がズレる、 時間から意識がそれてしまう。

どれもあてはまる人が多いと思います。

だってこれが 「脳のク
セ」 なのですから。 でも、 あきらめる必要はまったくありません。

ADHDタイプに合う時間管理の方法があるのです

 

時間管理のコツをつかめば生活スキルが格段にアップする

時間管理のスキルが上がると、

「締め切りに間に合う」「待ち合わせに遅れない」

などのメリットはもちろんのこと、 生活すべてが少しずつうまく回るようになります。

ここで得られたスキル (いわば 「足場」 のつくり方)は、

生活のさまざまな場面で応用できるはずです。

自分をラクにしてくれるもの、 自分をラクにしてくれる考え方を身につけるために、

まずは時間管理のノウハウからスタートしましょう。

>>次へ(5/7 22:30更新)

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