千里の道も一歩から。最初のハードルはとことん低く【ADHD女子#28】
じっとしているのが苦手、集中が続かない、衝動的に行動してしまう…ADHDと診断されていなくても、このような特性をかかえることで「生きにくさ」を感じている人は多くいます。今回は、臨床心理士による著作「
「先延ばし」を脱却 するハードルの下げ方
やらなくちゃいけない課題を先送りし続けるのは、 ラクなように見えて実際にはつらいものです。
心のどこかにそれがつきまとっていて、 常に気持ちだけ追い立てられているのですから。
先延ばしグセを脱却するためのコツは2つあります。
①最初のハードルを思いっきり下げること。
②ごほうびを用意すること。
これだけです。 仕事でも、 部屋の片づけでも、 親戚へのお礼状でも、 忘年会の店さがしでも、 全部同じです。
この2つで先延ばしグセは少しずつ改善していきます。
「ハードルを下げる」ためには、かかえている仕事を小さく分割していくことが必要です。
どんなに巨大なタスクでも、 よくよく見ると小さなステップの積み重ね。
その中でもいちばん自分が着手しやすいところから始めましょう。
部屋を片づけるなら、「片づけ上手さんのYouTube動画」 を見るとか、
ゴミ袋を買ってくるとか、 その程度でもいいのです。
5時間かかる課題だったら、 まず5分間だけやってみましょう。
ハードルはとことん下げまくります。
「千里の道も一歩から」 といいますが、
最初の一歩を踏み出すことが、 実は千里の道を歩くことよりたいへんなんです。
ジェットコースターのようなものですね。
最初にモーターでてっぺんまで引き上げてしまうと、 あとはもう重力にまかせてどんどん走っていきます。
私たちも同じようなものです。
だからこそモーターの力を借りてでも、 走りだせる場所に自分を引っぱり上げなくてはいけないのです。
モーターの力って? それがごほうびです。
>>次へ(5/17 22:30更新)
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