発見率2倍!?40代は○○がんに要注意!!
日本人の死因のトップは”がん”ですが、部位別に見たときのトップは何か、ご存知ですか?
がんの部位別に見ると、女性の1位は「大腸がん」、男性の3位も「大腸がん」です。(平成26年厚生労働省統計)
生活を見直すことで、大腸がんのリスクを下げることは可能です。
便秘外来で4万人の腸をみてきた腸のエキスパート、松生恒夫院長・著『朝の腸内リセットがカラダを変える』からチェックしていきましょう。
40歳を超えると発見率が2倍に!?
現在では、大腸内視鏡検査の重要性が高まっています。
前述した厚生労働省統計でも、大腸がんは、女性の死因1位、男性の3位です。
検査の重要性が高まっているのは、大腸に深刻な病気が増えているからにほかなりません。
大腸がんの発見率を見ると、35~39歳と、40~44歳では、後者が2倍多くなっています。
つまり、40歳をターニングポイントにして、大腸がんの発生率が格段に上がっています。
大腸がんのリスクを上げる要因=?
大腸がんのリスクを上げる要因を見てみましょう。
① 肉類や動物性脂肪の過剰な摂取
② アルコールの過剰な摂取
③ 野菜・果物の摂取不足
④ 肥満
⑤ 運動不足
これらの要因はいずれも、便秘に悩む患者の要因とリンクします。
つまり、便秘をほおっておくことと大腸がんになるリスクとは無関係ではないのです。
便秘と大腸がんのカンケイ
便秘と大腸がんには、どのような因果関係があるのでしょうか?
実は、大腸がんのはっきりとした原因はいまだ不明です。しかし、便秘を引き起こす腸内環境の悪化が顕著になるのにあわせて、大腸がんが増えているのです。
大腸がんの発生部位は、直腸とS状結腸で合計70%。
つまり、老廃物をためておく器官に集中しています。
この器官は、食べ物に含まれる何らかのがんの原因物質、添加物などが最も濃縮された状態で下りてくる部位です。便秘などで老廃物が長くとどまってしまうことが、がん発生の要因になるのではないかと考えられています。
単なる便秘と思っていたら…
単なる便秘と思っていたら、実はその陰に、大腸がんやほかの病気が隠れていた!というケースは少なくありません。
次のチェック項目に思い当たるふしがある人は、大腸がんの疑いがあります。医療機関での診察をおすすめします。
ここでは、要注意の症状をざっとご説明します。
① 急に便秘になった
② 便が細くなった
③ 排便のあとも便が残っている感じがする
④ 便秘と下痢をくり返している
⑤ 下痢が2週間以上続く
⑥ 排便が不規則
⑦ 血便が出た
⑧ 赤い便や黒い便が出た
⑨ 慢性の便秘で下剤をよく使う
⑩ おなかの張りや腹痛がある
なかでも要注意は①と⑦です。すぐに胃腸科の専門医を受診してください。
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