お風呂上がりに5分のデトックス! 今日からできるリフレクソロジーの基本
桜の開花宣言も出て、だんだん春らしくなってきましたね。
暖かくなってくると、「それほど体も冷えていないから、いいや」と、ゆっくりお風呂につからずにシャワーですませてしまうことも増えてきますが、そんな日々こそ、簡単なセルフメンテナンスをするかしないかで大きな差が出るかも……!?
足の裏は人体模型!?
リラクゼーションサロンや整体などで「リフレクソロジー」や「足ツボ」などのコースは老若男女を問わず人気があります。
足の裏は、まさに人体模型と呼んでもいいほど、全身のいろいろな器官の反射区が集中している場所なのです。
「反射区って、ツボとどう違うの?」
と聞かれることがありますが、いちばんわかりやすい違いは、「ツボ=点」であるのに対して、「反射区=面」、つまり範囲が広いこと。
中でも、欠かすことのできない反射区が、腎臓から膀胱にかけての泌尿器系です。
「老廃物を体の外へ出す」といえば、まず思い浮かべるのはトイレに行くことですから、ここの機能が疲れて滞っていたのでは困りますね。
リフレクソロジーは通常、足の裏の中心にある腎臓の反射区からスタートして、そのまま土踏まずへ向かって、尿管と膀胱という、泌尿器系の反射区をしっかりさすって目覚めさせて、いわば「全身デトックスのスイッチ」を入れておいてから、足の指からかかとまで全体をほぐしていきます。
足の裏にひしめく反射区をすべて覚えるのは大変ですし、知ってはいても自分では力をかけにくい場所というのも多いので、まずはこの泌尿器系の3か所をつなぐライン(=足の裏の真ん中から、土踏まずへ)だけ覚えて、お風呂上がりの日課にしてみましょう。
ところで、なぜ、お風呂上がりがいいかというと……?
夜の間に体をリセット! 寝る前の5分メンテナンス
リフレクソロジーは、かなり即効性があります。
たとえば、私のサロンでいちばん短いコースは30分ですが、それでも両足の裏・甲・足首まわりの反射区をひととおりほぐすと、全身の循環が急速にアップして、体が「老廃物デトックスモード」になるため、施術が終わるやいなやトイレに行きたくなる人がとても多いほど。
自覚以上に大きな疲れを溜め込んでしまっている人は、好転反応として、全身がとても重くだるく感じたり、眠くてたまらなくなってしまう場合もあります。
まして、夜というのは誰しも、1日の疲れがそれなりに溜まっているもの。
だからこそ、「お風呂から出て、寝る前」が、足の裏をほぐすのにベストなタイミングなのです。
眠くなったら、体の声を素直に聞いて、寝ればいいだけの時間なのですから!(笑)
足の裏に、すべりの良いオイルかマッサージクリームをつけて、両手の親指を重ね合わせ、足の裏の真ん中にある「腎臓」から、土踏まずの「膀胱」までのラインを、やや強めの力でさするようにほぐしてみてください。
むくみがちな体質の人や、忙しいとついトイレを我慢しがちな人、疲れやストレスが溜まっている自覚のある人などは、おそらく「アイタタタ……」とびっくりするはず!
無理せず、我慢せず、自分がちょうど気持ちいいと感じる強さでほぐしましょう。
そして、仕上げには1杯の白湯をどうぞ。
以前に、「今すぐトイレに行きたくなる、便秘解消ワザ」の1つとしてもご紹介しましたが、寝る前にあたたかい白湯を飲むというのは、老廃物をスムーズに流しやすくすると同時にリラックス効果も高い、おすすめの方法です。
「入れる」ことより「出す」ことが大事
人は、疲れやストレスが溜まると、何かを自分の中へ「入れる」という行為をしたくなってしまいがちだそうです。
甘いものをやたらと食べたくなる、コーヒーやお酒をつい飲みすぎる、衝動的にあれこれと余計な買い物をする、などなど……。
そういう、目に見えるものだけではありません。
観たいわけでもないテレビを点けっぱなしにしたり、ネットサーフィンをしたり、SNSのやりとりや長電話をしたりして気を紛らそうとすることもありますが、それも、いろいろな情報や音声や人の感情などを自分の中へ「入れる」行為なので、ストレス解消のつもりでいたのに実は逆効果で、さらに疲れてしまう…… ということも大いにあるわけです。
できれば、夜はゆっくりお風呂に入り、体が温かくやわらかくなったところで、足の裏をセルフマッサージしたり、簡単なストレッチをしたりして過ごしましょう。
その日の疲れはその夜のうちにデトックスのスイッチを入れておいて、眠くなったところでゆっくりと眠り、翌朝のトイレでスッキリ流す、ということができれば、体はかなり軽くなるはずですよ!
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