体形別の似合う素材で#脱おばみコーデ!「軸色の法則」
最近、何を着てもしっくりこない。素敵に見えない。40歳前後になると、女性の誰もが行き当たる悩みです。体形や肌の質感の変化を感じ始めるころ。少し前までは「かわいい!」と感じた服を着るだけでおしゃれに見えていたのに、近ごろ、何を着ていいのか全然わからない、何を着ても似合わないと感じる……。(以上書籍より抜粋)。
そんなアラフォー世代のお悩みを、予約のとれないファッションカラーコーディネーター谷口美佳さんが、3色の「軸色の法則」で解決!その目からウロコのメソッドをお届けします。
今回は、似合わない素材を身に着けて自らおばさん化を進めてる人に朗報!
「軸色の法則」から導き出す#脱おばみコーデとは?体形別に「似合う素材」を紹介します。
※自分の軸色を知りたい人は記事文末をチェック!
体形別「似合う素材」をとり入れ、脱「おばさん」コーディネート
これまで、色を中心にお話をしてきましたが、服の素材にもその人に「似合う」「似合わない」があります。似合う素材は体形から導き出されます。その人のボディラインの長所をアピールしたり、上手にカバーしてくれる素材が、 「似合う素材」で3つのうち、どれが一番似合うかでタイプがわかります。
1 合成繊維のとろみのあるブラウス、またはニット
2 100%コットンのキレイめなシャツや、ハイゲージニット
3 100%リネンのシャツや、天然素材のざっくりニット
1が似合う人は下半身にボリュームがあり、曲線的なボディラインのウェーブタイプ、2は腰の位置が高く、厚みのある筋肉質な体形のストレートタイプ。3は肩幅が広めで骨や関節がしっかりしたナチュラルタイプ。
また手の感触でも判断できます。感触がふわっと柔らかいならウェーブ、ハリのある筋肉質な手ならストレート、関節が目立ち硬めな印象ならナチュラル、と手の印象でも判断できます。
それぞれのタイプに、似合う素材があります。
ボディラインに自信がなくなってきた人は、似合う素材をぜひとり入れて。体形を自然にカバーし、肌を若々しく見せてくれるはず。
逆に、似合わない素材を着たいときは、色を自分の軸に合わせましょう。
私はとろみのあるブラウスが得意な1のウェーブタイプ。似合わないのは3ですが、夏はやっぱり麻素材も着たくなります。麻なら私の「軸色」であるベージュか、きれいな黄色を選びます。そうすれば違和感なく着こなせ、クローゼットのこやしになることもありません。
色と素材はセットで見ることがたいせつ。どちらかを「似合う」ものにすれば、着られない素材も色もなくなりますよ。
体形別「似合う素材」リスト
自分の体形の欠点をさりげなくカバーし、魅力を引き出してくれる素材を上手にとり入れて。苦手な素材は避けるのも大人の知恵。
【ウエーブタイプ】
◎やわらかい素材、光沢のある素材、伸縮する素材
◎合成繊維のブラウス
◎合成繊維の入ったニット
◎モヘアのニット
◎レース素材
◎とろみのあるプリーツスカート
△厚地の生地
△ごわごわざらざらの素材
△シワ加工
●ニット/ESTNATION、プリーツスカート/Deuxiéme Classe(ともに私物)
フィットしつつ、ふわっとする素材、とろみのある素材が◎。やわらかく女らしい、デコラティブなデザインも似合う。
【ストレートタイプ】
◎ハリ、厚みがあり高級感のある素材
◎100%コットンシャツ・ブラウス
◎ハイゲージニット
◎レザー
◎ハリのあるタイトスカート
◎ハイゲージのカシミア・ウール
△薄くやわらかい合成繊維
△シワ加工
△華奢なレース
●ハイゲージニット/Deuxiéme Classe、チノスカート/URBAN RESEARCH(ともに私物)Iラインの直線的でシンプルなデザインが似合う。ベーシックで装飾のないものが◎。
【ナチュラルタイプ】
◎天然素材・厚みのあるもの
◎ざっくりリネンシャツ
◎ローゲージニット
◎フランネル
◎コーデュロイ
◎しっかり質感のウールパンツ
△合成繊維
△光る素材
△透ける生地
△表面がフラットな素材
●ニット/GALERIE VIE、パンツ/DES PRÉS(ともに私物)表面に凹凸のあるざっくりナチュラルな素材が◎。作り込みすぎないラフなデザインがおすすめ。
自分の軸色を知りたい人はコチラ▷『服選びに悩む40代に朗報!ステキな40代になるための「軸色の法則」とは?』
プロフィール/谷口美佳
たにぐちみか●ファッションカラーコーディネーター、 color+shape®コーディネーター、文部科学省後援 色彩検定1級。色彩理論に基づき、似合う色や素材・形、メイク方法などをアドバイスするパーソナルコンサルティングが人気を呼び、テレビ番組出演、ファッションやコスメメーカーとのコラボレーション企画、雑誌・サイトの監修、企業の研修・講師などで幅広く活躍中。インスタグラム、ブログも大人気。二児の母。
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