陰キャの少女が、何人ものセフレを持つ女性に【40代、50代の性のリアル】#8(後編)
私、これでいいんだ!
タエコさんには、夫がセックスに対してまったく愉しみを見出そうしなかったという苦い過去がある。
「今日はこんなことをしよう、次はあれに挑戦してみようっていうのを話し合える関係でしたね。それから私に、自分の性器を舐められるという経験を初めてさせてくれました。それまでつき合ってきた男性たちからは、においが気になるとか気持ち悪いとかいわれて、してもらったことがなかったので」
人体であるかぎり、性器も無味無臭であるわけがない。それに気持ち悪いというなら、お互いさまではないのか。それでいながら男性たちは、タエコさんに男性器を口で愛撫することを求めたという。
「性器を舐めてもらう、っていうのは私にとってひとつの壁でした。彼は、その壁をやすやすと越えてきた。実は、経験してみて『そんなに気持ちいいものではないかも』と思ったのですが(笑)、でもすごく大事に扱ってくれたこと自体がうれしかったです。ずっと私はかわいくない、太っている、モテない……と思って生きてきました。それを、私、これでいいんだ! と思わせてくれた経験ですね」
タエコさんはこの男性とさまざまなプレイを経験し、その後は別の男性と新たな性の世界の扉をあける。そのエピソードの数々は回をあらためて紹介したい。
>>次のお話「延々続いたゆきずりセックス、そして迎えた結末は」へ(6/11 更新)
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【編集部より】
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