【ありえない転職】泣き止まない人#3
終身雇用制度の崩壊や、年俸制を取り入れる企業の増加などなど。
1つの企業に生涯通じて属することのほうが考えづらい世の中です。「一度は転職を考えたことがある」そんな方のほうが多いのでは?
この記事は人材派遣会社や転職エージェントを知人・友人に持ち、自身も転職しようかどうかに悩む30代後半のとある業界の事務職兼ライターの”転職サロコ”が聞いた転職エピソードをお届けする短期連載。
周囲の転職&人材派遣業界の友人たちから出てくるのは想像を超えるぶっ飛びエピソードばかり!!
「こんな転職希望者はやだ!」という現場の声に耳を傾け、自分は陥らないよう日々精進する備忘録でもあります。
カウンセリング中、ずーーーーーっと泣いてる人
#03【今回のお話:転職希望の20代女性のCさん】
サロコの友人である転職エージェントのフローとしてまず「カウンセリング」という転職希望者と転職する理由や今後やりたいことなどをヒアリングする場を設けているそう。
家探しにも似てるところがあって、転職希望者の経験を聞き出してエージェントから今後の転職について、アドバイスをするとのこと。
ただ、Cさんに関しては、
「どういうことがやりたいですか?」
「あなた自身は何が得意だと思いますか?」
というその人を知るための質問自体に、なかなか答えられず、そしてとにかく「……わかりません(泣)」と泣き出してしまう。
正直これを本番(実際転職希望先の会社の人事部との面接など)で、やってしまったら完全落ちる……と思ったエージェントは、いろいろと質問を変えてみたそう。
将来のことを語るのは確かに難しいけど、過去のことや現在のこと(今まであった事実)を話してもらうのは比較的簡単、ということで
-「では、自己紹介をしてください」
「転職●●●です……(泣)」(名前だけかい!!)
-「転職理由を教えてください」
「一身上の都合です……(泣)」(その理由を聞いてるのだー!!)
45分のカウンセリング中、こんな感じで泣き続けること約30分。
また、なかなか目を合わせられないこともあって、本人の真意がつかめないまま終了……。
「私じゃなくて、面接官が悪い」という負のループ
こんな感じで実際の面接に挑んでしまうので、当然落ちる。
そして、そのあとエージェントのもとにCさんから恨み節のメールがくる、という負のループが出来上がってしまったのです。
メールには、
「あそこの会社の面接官はこんな質問(転職理由を聞く質問)を私にしてきて、答えたにも関わらず腑に落ちない顔をしてたんです。だから、あんなところ落ちた方がましです、受かっても行きたくありません!」などなど。
転職理由を聞くのは当然…。
腑に落ちたか落ちないかも面接官の判断…。
と思いますが、問題を放置することはできないので、「面接ではこういう言い方をしたほうがいいのでは?」などなどアドバイスをするも受けれられず、、
もんもんとしたまま再度新しい転職先を探すという、迷路を伴走することになるのです。
やはり「100%相手が悪い」で帰結してしまって、そこから前に進めない人はなかなか転職が決まらないという、お手本みたいな例でした。
「被害妄想すぎる人」いかがでしたか?
相手にばかり自分を受け入れることを求めるのは、NG。自分もアップデートしていかないといけないというエピソード。
でも大人になって30分泣き続けられる体力もなかなかすごいものだな、と思うサロコでした。
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