小学生でも知ってる漢字! □に入る漢字一字は?
「先生はいつも、どうやって漢字パズルを作っているんですか?」
小学生からの質問です。
漢字の中には、熟語にすると意外な読み方をするものがありますよね。それを盛り込むことがポイントです。
今回のクイズでも意外な読み方をする熟語が含まれていますよ。
大人も挑戦してみましょう!
問題です。図の□には漢字一字が入ります。何という漢字が入るでしょうか。
すぐに答えに飛びつかないように、少しヒントを出しますね。
ヒントとして、元のパズルを並び替えてみました。
縦に並んだ□には同じ漢字が入るということです。
こんなふうに、ばらばらに考えると、ハッとひらめく人もいるはず!
どうでしょう。まだ浮かばないあなたに、もうひとつヒントを出しますね。
□以外の漢字に、その二字熟語でのルビを振りましたよ。
実際に声に出してみるとひらめくかも!
さて、正解は……
そう、この□には「方」という漢字が入ります!
実際に入れて読んでみましょう。あれ?分からなくなりましたか?
もう一度ばらばらの図の方に入れてみますね。
どうでしょう。「なるほど!」となった人も多いのでは?
なんと、この四種の二字熟語での「方」の読み方は全部違います。
行方の場合、「方」は「え」
方言の場合、「方」は「ほう」
親方の場合、「方」は「かた」
方舟の場合、「方」は「はこ」と読みます。
「方」は読み方が多い漢字でもあるのですが、他の漢字と組み合わせて特別な読み方になる場合もあります。
今回は「行方」(ゆくえ)と「方舟」(はこぶね)が意外な読み方です。
皆さん、それぞれの熟語の意味は分かりますよね?
念のため、確認しましょう。
- 行方(ゆくえ)進んでいくところ、去って行った先、これから先、将来。
- 方言(ほうげん)ある地方だけで使われている言葉。
- 親方(おやかた)職人などのかしら、相撲で弟子を抱えて部屋を経営する人。
- 方舟(はこぶね)四角い形をした舟。箱舟とも書く。
参考:学研「新レインボー小学漢字辞典」「新レインボー小学国語辞典」
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