【子どものワクチン体験】13歳の接種どうする?「2週間迷って決めました」

オトナサローネでは新型コロナワクチン接種前の不安を軽減し、また接種後の対策も立てやすくなるよう、皆様の体験を取材しています。

ワクチン接種の進捗率もおおむね50%に近づきましたが、若年層の接種はこれから進む過程にあります。

特に子どもの接種に関して、すでに接種の判断をしたご家庭の体験談です。

 

出典・新宿区/ワクチンの供給状況・接種状況

東京都新宿区を例に見ると、8月31日の時点で60代以上の接種は完了しつつあり、60歳以下の現役世代が30%を挟んで接種中であるいっぽう、2回完了は12~15歳4%、16~19歳13%、20~29歳18%と、まだまだ12歳~の層には順番が回っていないことが見てとれます。ただし、12歳~15歳も1回目を23%が終えていることから、接種の意欲は高いようです。

すでに接種に進めた2つのご家庭の例をまとめました。

 

■中1の娘 心室中隔欠損症がある。副反応が不安でした

54歳のAさん(九州在住)は、13歳の娘さんの1回目接種を8月上旬に終えました。

 

「娘は軽度の知的障害のほか、心室中隔欠損症を持っており、副反応次第では酷くなる可能性もあるんじゃないかと不安で……でも、感染しても心臓に負担かかることは明らかです。接種の案内を頂いてから、2週間ほど悩みました」

 

幸いにして、1回目は心配したほどの副反応は出ませんでした。

 

「接種から3日は腕が痛いと言ってました。そのほか、2日間は微熱が37.3℃程度出ましたが、元気でしたので、ひとまず安心しました。これから9月に2回目の接種を控えています」

 

迷った末、新型コロナウイルスに感染した際の重症化リスクを減らすために娘さんの接種に踏み切ったAさん。

 

「まだできたばかりのワクチンで、副反応も出やすく、特に娘のように疾患がある子どもの場合は不安もあります。が、これから先、もっと重症度の高い株が出てくる可能性も考えました。重症化を防げるのであれば打つと言う判断もありではないでしょうか」

 

*厚生労働省は、一部の疾患を除き、基礎疾患をお持ちの方に接種を推奨しています。詳しくはこちらから

*このシリーズでは接種にまつわる「生の声」と「実際にそれぞれの方が行った副反応対策」を可能な限りそのままお伝えするため、個人の感覚や推測等に基づく発言もそのまま掲載しています。十分ご留意の上、お読みください。また、お寄せいただいたご意見を、一部読みやすいように修正しています。

 

つづき>>>「12歳になったばかりの息子、接種させるべきなのかどうか…?」

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