【デニムの断捨離】「ボーイフレンド」と「フレア」、捨てていいのはどっち?
定番服の中心的存在、デニム。
何くわぬ顔して私たちの日常生活に溶け込んでいますが、時代とともにデニムのシルエットもマイナーチェンジしているのをご存知ですか?
シルエットの変化に気づかないままでいると知らず知らずに定番コーデが古くさくなっているかも!そこで今回は、今すぐ捨てるべきデニムとデニムのシルエット変化の歴史をご紹介します。
もう捨ててOK? 00年~10年の「ローライズ」「ボーイフレンド」「スキニー」
元はアメリカのゴールドラッシュの時代に作業着として作られたデニム。幾度かの流行を経て、90年代には現在のようなストリートファッションとして定着します。
ストリートでは当初、スケーターやグランジの流れでダボっとしたシルエットのデニムが主流でしたが、変化を見せたのは90年後半~2000年初期。「ローライズデニム」「フレアジーンズ」といった女性らしいカーヴィなシルエットのファッションデニムが人気となりました。
そこから、裾をロールアップさせる「ボーイフレンドデニム」が長く流行の中心に。2010年前後になると「スキニーデニム」がトレンドになり代わり、2015年あたりで時代は一気に「ワイドデニム」へ。現在はやや細身シルエット「セミワイド」or「ストレートデニム」が旬な傾向です。
シルエットが細くなったり太くなったり忙しいですね。とくに流行遅れと感じてしまうのが2000年代当時の「ローライズ」「ボーイフレンド」「スキニーデニム」です。
これらは同じシルエットでも現在売っているデザインのパターンが全く違うので、トレンドがリバイバルされたとしても当時のものは使いにくいかなといった印象です。
ミドルライズ・ストレート・黒スキニーは残してOK
昔のデニムで残してOKなのは、やはりストレートシデニムですね。5年以上前に購入したアイテムでも比較的使えるものが多いです。ただし、太ももまわり・膝下のシルエットラインがもたついていると野暮ったく見えるので注意しましょう。肉感を拾いすぎているものも処分して、ジャストなサイジングのものだけを残すのが見定めポイント。
また、今はハイライズが流行ですがミドルライズのデニムも残しておいて大丈夫です。というのも今後の流行は「ミドルライズ」「ローライズ」に移行していく可能性があるからです。
ただ、ローライズは“2000年代デニムを今っぽく昇華したデザイン”が流行しそうなので、当時のものは上述の通りサヨナラしても問題はなさそう。カラーはインディゴ・ブラック・グレー・サックスブルーあたりが常に存在する色なので、こちらも捨てずに活用すると良いですね。
スキニーデニムは現在も販売されているのですが、2010年代当時に流行ったスキニーから多少変化しているので10年以上前に購入したスキニーはあまり使えません。
ただし例外は、黒スキニー。レギンス感覚ではけて今っぽいスタイルにも対応できる黒スキニーはそのまま持っていても良さそうですよ!
デニムは流行サイクルが意外と早い!超定番以外は廃れます
過剰に人気を博したデニムは一度廃れるとどうしても古いイメージがつきやすくなります。そういう意味ではハイライズデニムもあと何年でそうなるのか気になるところ。1~2本は持っていて良いのですが、買い換える頻度が少ない方は全てのデニムをハイライズにしないほうが良いかもしれませんね。何の気なしにはいているといつの間にか流行変遷することもあるので、デニムは2年に1回のペースでトレンドチェックを忘れずに。
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