「返信ください」はかなり失礼?メールでやらかすうっかりミスまとめ

2021.10.25 WORK

「〇〇を返信ください」「〇〇に参加くださいまして……」「〇〇を利用ください」。

このような誤った日本語が、世の中にはびこるようになってきました。

今回は、相手に失礼にならないメールの書き方をご紹介します。

 

1・相手から返信をもらいたい場合の正しい書き方

★失礼回避策1「ご」をつける!

まず「返信」を丁寧にします。「ご返信」です。次のように変わります。

  • お帰りになりましたら、回答をご返信ください。
  • 今すぐ、回答をご返信ください。

 

「ご」をつけてこれで大丈夫です。文末を丁寧にし、もっと丁寧な文にもできますね。

  • お帰りになりましたら、回答をご返信くださいますよう、お願い申し上げます。
  • 今すぐ、回答をご返信いただければ幸いです。

 

★失礼回避策2「して」をつける!

さて「回答を」と着いた場合は少々複雑です。

「返信」の前に「〇〇を」ときた場合は、「返信」は「返信する」というサ行変格活用の動詞となります。

 

動詞ですから、「する」または「する」の変化形になっていなければいけません。「回答を返信する」「回答を返信して」という形なら良いということです。

  • お帰りになりましたら、回答を返信してください。
  • 今すぐ、回答を返信してください。

 

ね。正しい言い方は本当にしっくりきます。もちろん丁寧にもできます。

  • お帰りになりましたら、回答を返信してくださいますようお願い申し上げます。
  • 今すぐ、回答を返信していただければ幸いです。

 

このように、「〇〇を返信ください」という誤用は「ご」を入れるか「して」を入れるかすればOKなのです。
何も難しいことではありませんので、トライしてみましょう。

 

★普段よく間違いやすい表現

 

同じように「〇〇を」をつけたら「ご」か「して」をつけて正しい日本語にできる例でよく使われるものを、あと4つ紹介しますね。

× 書類を送付ください。
〇 書類をご送付ください。
〇 書類を送付してください。

 

× 記事を活用ください。
〇 記事をご活用ください。
〇 記事を活用してください。

 

× 懇親会に参加くださいますよう……
〇 懇親会にご参加くださいますよう……
〇 懇親会に参加してくださいますよう……

 

× 当店を利用いただき感謝申し上げます。
〇 当店をご利用いただき感謝申し上げます。
〇 当店を利用していただき感謝申し上げます。

 

返信する、送付する、活用する、参加する、利用する。

漢字の部分はどれも名詞ですが「する」をつけることで動詞になります。

その場合は「する」に当たる部分をしっかりと書くことが大切なのです。

名詞のままにしたい場合は「ご」をつけ「いただく」「くださる」などをつけて丁寧にしましょう。

出典>>「返信ください」はかなり失礼?敬語・丁寧語を間違えない2ポイントとは

 

 

>>次ページ 文頭につけがちな「お世話になっております」がどんな時に印象が良くないのか、それぞれの場合で言い換えパターンをお教えします。

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