ナスがキャビアに変身⁉バケットが止まらない、簡単「焼きナスのディップ」【シェフのテク】
皆さん、こんにちは。vivoの花本朗です。さて今日はナスを使ったフランスの野菜料理を紹介します。フランスでとってもポピュラーなこの料理は、そのままオードブルで、また魚料理の付け合わせとしてもよく使われます。 そしてその料理名がとてもユニークなんです!
『キャビア・ド・オーベルジヌ(Caviar d’aubergine)』これが今日紹介する料理の料理名で、直訳すると『ナスのキャビア』…
ナスのキャビア?! 面白い料理名だとは思いませんか?
焼きナスをペーストに
この料理、焼きなすをペースト状にしものなのですが、ナスの果肉って実は小さな種がたくさん入っているんですね。この粒々を生かして調理し、キャビアに見立てて作ることからこの料理名がつきました。
ナスのキャビアといってもその作り方は様々ですが、今日は1番簡単な方法をご紹介します。パーティーにもぴったりのこの料理、誰かを招いた時、ぜひ作ってみてください。
では今回も一緒に作っていきましょう!
【材料】
ナス 3本
塩 適量
にんにく 小さじ1/2
オリーブオイル 大さじ3
パン粉 大さじ1
粉チーズ 大さじ1
アンチョビ 1~2枚
【作り方】
①先ずナスの皮をむいて、適当な大きさにカット。
②軽く塩をしてフライパンで焼き色がつくまでソテー。ボウルに移しておきます。
③フライパンは洗わずそのまま。続いてオリーブオイル、にんにくのみじん切りを入れ、にんにくが色づくまで熱します。
④にんにくが色づいたら、ナスの入ったボウルにオイルごと入れます。アンチョビ、パン粉、粉チーズも加えましょう。
⑤フードプロセッサーにいれて回します。回しすぎると、ナスの粒々感がなくなるので注意。フードプロセッサーがない場合は包丁で粗みじん切りにしても美味しく作れます。
はい、これで完成です。
皆さんどうですか、この粒々感。 キャビアに見えなくもないでしょ?笑
この料理、フランスでは別名『貧乏人のキャビア』なんて呼ばれているんです。可哀想な料理名ですよね…
私のお店では冷やして、〈セルクル〉という円形の抜き型につめ、トーストしたバゲットを添えて提供しています。 ガラスボウルにざっくりと盛り付けてもいいですね。
バゲットにたっぷり塗って食べると最高です。
さずがに料理名は『ナスのキャビア』とは言えないので、(キャビアが入ってないじゃないかと、クレームが来そうです……)『焼きナスのディップ』としてお出ししています。
ぜひマスターしていただいてご活用ください。バゲットが止まらなくなる美味しさですよー。 ではまた次回。
vivo daily stand
フレンチデリとデイリーワインをメインに提供する一人でも気軽に使える地域密着型のバル。都内に20店舗以上展開しています!花本さんは中野本店でキッチンに立っていますから、レシピの質問も気軽にお店で花本さんに!
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