「はいた」ではありません。「背馳」の読み方、知っていますか?
本記事では意外と読めない漢字のクイズを出題します。本記事でご紹介するのは「背馳」です。
「背馳」の読み方は?
「馳」に含まれる「也」の読みや「也」を含む他の漢字の読みから連想して「はいや」「はいた」と読んだ人がいるかもしれませんが、残念ながらこれらは間違い。でも、「也」を含む他の漢字の読みは他にもあります。すんなりと読めた人もいるかもしれません。
まずは正解を見てみましょう。
正解は……
「はいち」です。
「背馳」とは
行き違うこと。反対になること。そむき離れること。
出典元:精選版 日本国語大辞典
を意味します。
「馳」には
はせる。かける。速く走る。
出典元:馳|漢字一字|漢字ペディア
の意味があり、「背馳」は「背を向けて走り去る」意味からきています。
なお「馳」の読みは、音読みが「チ・ジ」、訓読みが「は(せる)」です。「馳」を用いた言葉の中には、“走る”“思いを向ける”などを意味する「馳せる(はせる)」などの他に「馳走(ちそう)」が挙げられます。「ご馳走」と書くと、より聞き馴染みのある言葉に感じられるのではないでしょうか。
「馳走」は
食事などのもてなしをすること。また、もてなしのりっぱな料理。
出典元:チソウ|言葉|漢字ペディア
を意味します。
なぜ、もてなしやりっぱな料理を意味するのに“走る”を意味する「馳」と「走」を用いるのだろうと疑問を抱いていましたが、その由来は、食事などのもてなしやりっぱな料理の準備をするためにかけ回ることからきているとのこと。もてなす側の姿を想像すると、確かに納得です。
もちろん「馳」と「走」が表す意味の通り、
① かけ走ること。走りまわること。馬を駆って走らせること。奔走。
② (世話するためにかけまわる意から) 世話をすること。面倒をみること。出典元:精選版 日本国語大辞典
の意味でも「馳走」は用いられます。
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