「うまくいかない人のほうが多い」40代女性がショップ開業を思い立つまで

2021.12.06 WORK

パソコンは苦手、でも自分のネットショップを開きたい!

ネットショップの開店方法と運営術をわかりやすく解説し、きちんと利益を出して大きく育てるためのノウハウを実例に基づいて指南する書籍「いちばんわかりやすいネットショップの作り方」。

今回は本書より、介護経験がきっかけで冷凍パスタショップを開いた女性のお話をお送りします。

SHOP DATA◆コナリエ
オーナー:40代女性
発信地:群馬県
商材:手作り生パスタとパスタソース
ショップ開店:2012年 http://conalier.shop-pro.jp/
地元群馬県産小麦や野菜を使った生パスタとパスタソースのショップ。地元で小さな店舗を経営しながら、ネットショップから全国に商品を届ける。

母の介護で身にしみた「おいしいごはん」の大切さ

コナリエは「おうちごはんを応援したい」というこだわりがあります。

 

私は20年以上、母の介護をしていました。特に会社員時代は母との時間がなかなかとれず、食事の時間がとても大切でした。帰りが遅くなって、罪悪感を覚えながらスーパーのお総菜を出すような生活って、とても寂しいですよね。だからコナリエは「おうちで手軽においしいものを楽しんでほしい」がコンセプト。パスタはひと皿ですむからラクだし、どんな素材とも相性がいいんです。ソースに野菜やお肉を使えば、栄養バランスも整います。保存料、着色料、化学調味料、砂糖も無添加。そのため、すべて冷凍でお届けしています。冷凍ならゆでたり、温めたりするだけなので、手間をかけずにおいしいものが食べられます。

 

地元群馬の粉食文化ともちもちの生パスタ

私が住んでいる群馬県は小麦栽培が盛んで、「おっきりこみ」といううどんや焼きまんじゅうなど、郷土料理も粉ものばかり。昔はお嫁に行くときにうどんを打てないと一人前じゃないといわれていたほど、小麦文化が根づいています。もちろん、私も麺類が昔から大好きでした。

 

あるとき料理教室をしている友人の手伝いに行き、そこで出会ったもちもちの生パスタに感動しました。私自身、それまで生パスタに思い入れはなく、乾麺で十分だと思っていたんです。でも、感動するほどおいしい生パスタに出会って、この味をたくさんの人に知ってほしくなりました。群馬の粉食文化という背景もあり、これを仕事にできないかと考え始めたのがショップを開いたきっかけです。

 

群馬の人が家庭でうどんを打つように、イタリアではマンマが日常的に生パスタを作るという共通点もいいなと思いました。

 

知識ゼロからのスタート

当時、私は普通の会社員でした。調理師の免許があったわけでも、お店の経営をしていたわけでもありません。それでも生パスタにかかわる仕事をしたいという気持ちが強くなり、勉強や研究を始めました。

 

一大決心で会社を辞め、ハローワークの職業訓練の起業家育成セミナーで学び、小さな生パスタ製麺所、そして冷凍のパスタとソースを売る実店舗を開きました。

 

肝となる生パスタマシンは購入しましたが、鍋や調理器具は譲ってもらったり、中古を探したりしました。パッケージや商品作りの知識もありませんから、地元の道の駅で「こういうの、いいな」と思った商品があったら、製造元の食品会社さんを訪ねて、製造方法に関するお知恵を借りました。皆さんとても親切に教えてくださって、感謝しかありません。大企業のまねはできませんが、地元企業のノウハウは本当に参考になりました。

 

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ネットショップの作り方、詳しいハウツーが図解でわかる! これ1冊手にすればもうショップは完成したも同然! 「これから始めてみたい」人ならいますぐ手にすべき。

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この記事を書いたのは
山崎潤子

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