あなたの月は?「誕生石」が改訂されました!新しい誕生石29石一覧【専門家解説】(後編)
7月の誕生石
■ルビー
ルビーはラテン語で⾚を意味するルベウス (rubeus) に由来し、鉱物名コランダムの⾚⾊の宝⽯変種です。和名では紅⽟と呼ばれています。最良の⾊は商業的にピジョン・ブラッド(鳩の⾎)と称され流通しています。カボションカットに加⼯され光を当てると六条の線が現われスタールビーと呼ばれるものもあります。
■スフェーン(新登場)
スフェーンは結晶の形がくさび状になるためギリシャ語の楔(くさび)を意味するスフェノス(sphenos)に由来し、和名では 楔⽯と呼ばれています。楔はふたつのものを固く繋ぎ合わせる絆(きずな)の意味も持ちます。屈折率が⾼く、多⾊性も強いためカットされると⾮常に魅⼒的な宝⽯となります。特に緑⾊のスフェーンは鮮やかで美しいです。
8月の誕生石
■ペリドット
ペリドットは鉱物名オリビンであり、和名ではカンラン⽯と呼ばれています。ペリドットは歴史が古くエジプトでは太陽の宝⽯と呼ばれ、ファラオたちの王冠や装飾品に使⽤されていました。宇宙にも存在し、⽯鉄隕⽯などに含まれることもあります。近年ではハワイ島で⽕⼭が爆発しペリドットが降ってきたことが知られています。
■スピネル(新登場)
スピネルはルビーやサファイヤと外観が似ており、産出場所も同じため古くから混同されてきました。スピネルは結晶の先端が尖っているためトゲを意味するラテン語のspinella、に由来し名付けられ、和名も尖晶⽯と呼ばれています。⾊は⾚⾊、ピンク⾊、紫⾊、⻘⾊などがあり、近年⼈気の宝⽯です。
■サードニクス
サードニクスまたは(サードオニキス)はカルセドニーの⼀種で、鮮やかな橙⾚⾊の地に⽩⾊の縞状模様があるものを指します。和名で紅縞瑪瑙とも呼ばれています。縞⽬模様が⽖の⽩い部分と似ているためラテン語で⽖を意味するオニキス(onxy)が語源となっています。
9月の誕生石
■サファイヤ
サファイヤは鉱物名コランダムの⾚⾊(ルビー)以外の宝⽯変種です。ブルー以外にも様々なカラーバリエーションがあります。その中でもややオレンジ⾊を帯びたピンク⾊のサファイヤはパパラチア・サファイヤと呼ばれています。スター効果やカラーチェンジ効果を⽰すものあり様々なジュエリーに加⼯され、いつの時代でも⼈気がある宝⽯です。
■クンツァイト(新登場)
クンツァイトは淡紫⾊から紫⾊の鉱物名スポジュメンの変種です。濃⾊のものには⽅向によって紫⾊、ピンク⾊、無⾊の多⾊性を⾒ることができます。クリアで鮮やかなピンク⾊は⼈々を魅了させる事のできる宝⽯です。1902年に発⾒され、鉱物学者ジョージ・フレデリック・クンツにちなんで名付けられました。
>>>10月以降は?
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