お酒の席での失敗が多い。わかっていても飲んじゃうの【ADHD女子#58】

じっとしているのが苦手、集中が続かない、衝動的に行動してしまう…ADHDと診断されていなくても、このような特性をかかえることで「生きにくさ」を感じている人は多くいます。今回は、臨床心理士による著作「ADHD脳で困っている私がしあわせになる方法」から、「ツライ」を「楽」に変えるヒントをお送りします。

お酒を飲むことで得たいと思ったものは何ですか?

「社会人になってから、 仕事のストレスもあるのか、 ついついお酒を飲んじゃうのよね」

という人は多いかもしれません。

とくにADHDタイプさんにとって、 社会人生活は苦難が多いもの。

仕事では失敗が続き、 人間関係ではトラブルをかかえ、 恋愛も友情もイマイチうまくいかない。

そんなとき、 お酒は 「心の痛み止め」 の役割を果たしてくれます。

でも、 お酒はあなたを守ってくれません。

飲みすぎて人に暴言を吐いたり、 ぐあいが悪くなったり、 好きでもない男性と一夜限りの関係を持ってしまったり……。

 

お酒の席での失敗が多い人は、 アルコール依存症の可能性もあります。

お酒や薬物に依存してしまう「物質使用障害」 は、ADHDの人の15.2%という高い確率で存在することが報告されています。

これはADHDでない人の3倍にあたる数字です。

 

依存状態から抜け出すためには

「自分にはなぜお酒が必要なのか」

「お酒で何を得ているのか」

に気づくことが必要です。お酒が自分の中で果たしている役割を自覚しましょう。

もしもお酒が 「心の痛み止め」 としての役割を果たしているなら、 解決策として2つ方法があると思います。

1つはお酒以外の方法でストレスを発散することです。

ヨガやマインドフルネスはいかがでしょう。

欧米ではADHDの人への効果が話題になっていますよ。

マッサージやアロマテラピーなども、 心と体を癒やしてくれそうです。

もう1つは、仕事上のトラブルや人間関係のストレスを根本から解決していくことです。

この本の中にもヒントはあります。

できそうなことから始めてみてください。

これはゲームや買い物など、 別な依存症に対しても有効な考え方ですので、 ぜひトライしてみてくださいね。

 

>>次へ(3/30  20:30更新)

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ADHD脳で困っている私がしあわせになる方法

中島美鈴・著 meppelstatt・イラスト 主婦の友社・刊

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