「あなたと一緒に仕事をしたい」と言われる女性に例外なく共通する「5つのこと」
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たとえば、職場でたくさんいる中でもひときわ目を引く女性がいるとします。シンプルなファッションなのにエレガントな雰囲気があり、なぜか目立つ女性。そんな女性になりたいと思いませんか? 人を魅了するポイントを5つ、一般社団法人日本プロトコールアンドマナーズ協会の松田先生にお聞きしました。
【 気品を身につけるシンプルな教え#45 好感度与えるレディのおきて編 】
【マスト1】立っているだけでどことなく気品が漂っている女性の決め手は「姿勢」
外見を見たときに洗練された印象の女性はまず、姿勢に現れます。女性の洗練度は装いや身につけているものだけではなく姿勢で判断されるのです。
国際社会では、姿勢はその人の文化的なレベル、(育ちや社会的な立場等を含む)を表していると見なされます。特に、海外のビジネスの際には、このことを覚えておくとよいでしょう。
美しい姿勢とは具体的にどんな姿勢をいうのでしょうか?
美しい姿勢とは骨格が正しい位置にある状態です。猫背ではなく、「重心を下げた端正な姿」という言い方もされます。
1・かかとを軽く付け、両膝を伸ばします。膝が前を向くように立ちます。
2・次に、両手を軽く組んで腕を頭の上に伸ばして背伸びをしましょう。
かかとを上げ、体が安定するようにバランスを取ります。体幹がしっかりと立ち、体が安定しましたら、その姿勢のまま静かにゆっくりと、かかとと両腕を下ろします。
3・背骨が伸び、骨盤が引き上がると足の裏が軽くなります。
足の裏が軽くなったら、正しい姿勢になることが出来た証拠です。
4・更に、上唇と耳たぶの下を結んだラインが地面と水平になるのが、正しい顔の位置になります。
【マスト2】立ち居振る舞いで差をつける! 「一回一動作」をご存じですか?
エレガントな雰囲気のある女性は、立ち居振る舞いも美しいのです。そのときに、必ず身についているのが「一回一動作」。
基本的に、ながら動作はしません。
一回一動作で行うとは、歩くときは歩くだけでスマホなどで話さないなどです。
たとえば、ものが落ちたとき、レディならどうする?
とっさにお尻を突き出して拾ったりしません。
「落ちた物の場所へ移動する、しゃがむ、拾う、立つ」というように、ひとつ一つ行動をおこないます。
周りから「この人は信用できる」「美しい所作」だとみられる基本は、一回一動作です。
このことを意識するだけで、どのようなシーンでも、信頼感や好印象を相手に持っていただけることになり、あなたの評価も高まってくることでしょう。
【マスト3】作法に適った正しい挨拶は、おじぎをしてから「おはようございます」
あいさつは「互いの信頼関係を深め、知的な交際をする為の方法」です。作法に適った正しく美しい挨拶をすることは、人として国際人としての重要な資質です。
この順番で挨拶をしていますか?
1・日本のお辞儀を行う時には、まず正しい姿勢で立ち、温顔でお相手の目を見ます。
2・その場に相応しい挨拶「おはようございます」や、「こんにちは」、「おつかれさまでございます」など言葉を述べます。
3・挨拶の言葉を終えてから、礼をします。つまり、こちらも「一回一動作」で行います。
正しいおじぎは、腰から頭が一直線です
礼をする時には、腰から頭までは一直線上にあり、腰から身体を傾けます。傾けたところで一旦、身体の動きを止め、より丁寧に行う時には、傾けた時よりも時間を掛けて身体を元の正しい姿勢になるように起こします。
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